これで何ができるか

毎月1日に先月ぶんの勤怠を集計する。毎月初めに先月ぶんの売上を出す。決まった時刻に動かす仕掛けに載せてしまえば、翌月からは結果だけが届きます。

この記事は、その形で月と月のあいだに落ちる行を扱います。日をまたいだ夜勤、締めた後に来た訂正、2回に分けた納品、先月ぶんの返品。1か月ぶんだけを見ているかぎり、どれも正しく処理されているように見えます。

架空の記録を2本(勤怠の打刻ログと売上の記録)作り、7月ぶんと8月ぶんを別々のログとして用意して、月をまたぐことでだけ起きる境界の行を材料ごとに5件ずつ仕込みました。5個の指示文を、材料2本 × 各月2回 = 1つの頼み方につき8回。言い直し用の5個も各2回試して、合わせて50回通しています。判定はすべて Python です。

境界の行が7月の実行と8月の実行のどちらに入ったかを、材料2本ぶん並べた表。材料Aの勤怠の打刻ログでは、前月からまたいできた退勤・翌月へまたいでいく出勤・その勤務の続き・7月29日の残業を足す訂正・7月30日の打刻を消す訂正の5件すべてが、7月の実行にも8月の実行にも入らず、どちらにも入らなかったの列に印が付いている。材料Bの売上の記録では、締め日当日の納品と2回に分けた納品の1回目が7月の実行に、その2回目と請求漏れの追加請求と返品が8月の実行に入っていて、5件とも、どちらにも入らなかったの列は空である。同じ頼み方・同じ回数でも、材料が変われば境界の行の行き先がまるごと変わった。
同じ頼み方・同じ回数でも、境界の行の行き先は材料でまるごと変わりました。

分かったことは3つです。

① 見落とされていません。そのまま「7月ぶんの合計を出してください」と頼んだ4回とも、境界の行は頼んでいないのに自分から名指しされました。「AIは月またぎに気づかない」という記事ではありません。

② それでも、勤怠では5件とも消えました。月をまたぐ夜勤と、8月に記録された7月ぶんの訂正2件は、7月の実行にも8月の実行にも入っていません。8月ぶんの回は2回とも「訂正は7月の集計をやり直してください」と書いています。ところが7月の集計は1か月前に出て保存済みで、毎月ひとりでに走る形では誰も開き直しません。

③ 売上では起きませんでした。同じ5種類の仕掛けを入れた売上の記録では、境界の5件がどちらかの月にちょうど1回ずつ入りました。二重計上も欠落もゼロです。材料を1本しか使わなければ、どちらか片方の結論しか出ていません。

前提

かかる時間 40分。毎月の自動実行に載せる前に1回だけやります
費用 無料。無料のチャットAIで足ります
必要なもの ブラウザで使えるAI(ChatGPT・Claude・Geminiなど)と、月ごとに分けて置いてある記録が2か月ぶん
プログラミング 不要。表計算ソフトも要りません

⚠️ この記事が試したのは集計を頼む側の指示文だけです。決まった時刻に走らせる仕掛けそのものは毎日決まった時刻にAIを動かす仕掛けを作らせるにあります。

⚠️ 給与計算や決算の数字をこれで確定させないでください。この記事が扱うのは「境界の行がどこへ行ったか」までで、どの月に付けるのが正しいかは会社の規則や税務の話です。ここで作るのは決めるべき行を毎回同じ場所に集めておく形です。

📌 「何を1件に含めるか」で数字が動く話は、終わった記録から時給を出すが1か月ぶんの中で扱っています。この記事はその先で、2か月ぶんを続けて回したときにだけ起きることを見ます。1回ぶんの返りをどれだけ丁寧に読んでも、そこには写りません。

AIへの頼み方

1. まず、いまのまま毎月走らせてみる

月ごとにログを分けて置いてあるなら、その月のぶんを貼って頼むだけです。

下は勤怠の打刻ログです。2026年7月ぶんの勤務時間の合計を出してください。

7月ぶんで2回、8月ぶんで2回。4回とも、境界の行は自分から名指しされました。

7/01 05:30 退勤 — 対応する出勤がない(6/30の夜勤が明けた打刻に見える) → 今回の合計から除外 7/31 21:00 出勤 — 対応する退勤がない(8/1へまたいだ/打ち忘れ) → 今回の合計から除外

これは材料が1日古い日を見張る記事で分かったことと同じで、記録の中だけで機械的に決まる欠け(対になる相手が無い)は、頼まなくても出ます

8月ぶんの回も、2回とも訂正の2行を除いたうえでこう書きました。

打刻された日は8月ですが、対象は7/29と7/30です。勤務時間は発生した日に帰属させるのが原則なので、8月の合計には入れていません。7月ぶんを−30分(+60−90)修正する必要があります。

ここが落とし穴です。「7月ぶんを修正する必要があります」は正しい指摘ですが、7月ぶんの集計はもう1か月前に走って保存されています。毎月ひとりでに動く形にした時点で、この一文を読む人はいません。

2. 合計だけを見ると、消えたことに気づけない

7月の実行は2回とも 190時間30分、8月の実行は2回とも 189時間00分 を返しました。7月・8月どちらの合計も、対になっている打刻を1分の狂いもなく足したものです。計算は間違っていません。

間違っていないのに、この記録に実在する勤務のうち、月をまたいだ夜勤の8時間30分と、後から足すはずだった60分と、取り消すはずだった90分は、7月にも8月にも入っていません。

7月の実行 8月の実行
返ってきた合計 190時間30分(2回とも) 189時間00分(2回とも)
月をまたぐ夜勤 出勤だけ見えている → 除外 退勤だけ見えている → 除外
7/29 の残業 +60分 8月のログにあるので見えない 「7月ぶんなので」除外
7/30 の取消 −90分 同上 同上

📌 売上のほうでは、同じ5種類を入れても起きませんでした。7月の実行が 713,000円、8月の実行が 491,000円(納品ぶん 516,000円 + 請求漏れ 38,000円 − 返品 63,000円)で、境界の5件が全部どちらかの月に1回ずつ入っています。理由は返品と追加請求が金額を持った行として記録に載っているからです。勤怠の訂正行は「60分を追加」という文で、足す先が別の月にしかありません。

🔑 見分けかたは「その行が、自分の月の中で数字になれるか」です。なれるなら入ります。なれないなら、どちらの月にも入りません。

3. 期間と、決まらない行を、合計の前に書かせる

まず試したのは、合計の前に線引きを申告させる形です。

下は勤怠の打刻ログです。2026年7月ぶんの勤務時間の合計を出してください。 合計を出す前に、次の3つを書いてください。 ・この集計に入れた期間を「2026-07-01 から 2026-07-31 まで」の形で ・この記録の中に、別の月の日付が書かれている行があれば、その行をそのまま写して ・この記録の中だけでは中身が決まらない行(対になる相手が無い・続きが別の月にある)があれば、その行をそのまま写して

8回とも、3項目が冒頭にそろって出ました。売上のほうでは、こちらが聞いていない読み方まで返っています。

ただし「日付」ではなく「品目」の中に別の月が出てくる行が2行あります。日付欄ではないので上の答えは「なし」のままですが、判断に効くので写しておきます。

ただし、3項目を書かせても、合計は1分も動きませんでした。7月の実行は 190時間30分、8月の実行は 189時間00分のままです。書く場所が決まっただけで、行き先は決まっていません。これは受け皿は置き場所まで指定するで分かったことの、もう一段先です。置き場所を決めても、そこに置かれたものを誰が処理するかは別に決める必要があります。

4. 合計を出させず、行番号と3択だけ付けさせる

いちばん確実だったのはこれでした。

下は勤怠の打刻ログです。合計はまだ出さないでください。 上から順に1番、2番…と行番号を振り、行の文字列をそのままコピーして、その横に「2026年7月ぶん」「2026年8月ぶん」「どちらとも決まらない」の3つのどれかを書いてください。番号は飛ばさず、すべての行に振ってください。「どちらとも決まらない」にした行は、なぜ決まらないかを1行で書いてください。

8回とも、番号は1から飛ばさず全行に振られ、写された行の文字列は120行すべてが元のログに実在しました(区切りを均した照合)。そして「どちらとも決まらない」に入った行番号は、材料・月ごとに2回とも完全に同じです。

1回目 2回目
勤怠・7月ぶん(44行) 1番・44番 1番・44番
勤怠・8月ぶん(45行) 1番・6番・13番 1番・6番・13番
売上・7月ぶん(17行) 8番・13番・14番 8番・13番・14番
売上・8月ぶん(14行) 1番・2番・4番・8番・9番 1番・2番・4番・8番・9番

理由の書きぶりまで筋が通っています。

1番と44番は同じ論点の裏表です。1番は「前月からまたいできた退勤」、44番は「翌月へまたいでいく出勤」。どちらも「またぐ勤務は開始日の月に付ける」というルールなら、1番は6月ぶん・44番は7月ぶんで揃います。逆に「終了日の月に付ける」なら1番は7月・44番は8月です。どちらのルールかを1つ決めれば、2行とも同時に片付きます。

⚠️ 割れたのは出す形のほうです。8回のうち、Markdownの表で返ったのが6回、コードブロック+矢印が1回、コードブロック+空白ぞろえが1回。タブがそのまま残ったのは8回中3回で、残りは全角空白や半角空白に置き換わっていました。そのままファイルに保存すると、月によって列の区切りが変わります。これは材料が1日古い日を見張る記事でも起きたことで、「行の文字列をそのままコピー」と書いてあっても区切りは動きます。

5. 毎月保存する形にするなら、またぎを別枠に出させる

自動実行に載せるなら、出す欄と順番を決めます。

下は勤怠の打刻ログです。2026年7月ぶんを集計します。次の3つを、この順番でこの見出しのまま出してください。 【期間】この集計に入れた期間を「2026-07-01 から 2026-07-31 まで」の形で1行。 【またぎ】次のどれかに当てはまる行を、行の文字列をそのままコピーして並べてください。1行に1件。当てはまる行が無ければ「なし」と書いてください。 ・別の月の日付が中に書かれている行 ・対になる相手や続きが、この記録の中に無い行 ・集計する期間の初日または最終日の行 【合計】【またぎ】に挙げた行を1件も入れずに合計を出し、「またぎを除いた合計: ◯分」と1行で書いてください。 前置き・感想・提案・注記・補足は書かないでください。そのままファイルに保存します。

勤怠では、4回とも1文字も違わない返りでした。

【期間】
2026-07-01 から 2026-07-31 まで

【またぎ】
2026-07-01  退勤  05:30
2026-07-01  出勤  09:00
2026-07-01  退勤  18:00
2026-07-31  出勤  21:00

【合計】
またぎを除いた合計: 10890分

10,890分は、対になっている打刻の合計 11,430分から、またぎに挙げた7月1日ぶんの540分を引いた数と一致します。8月ぶんも2回とも 10,800分で、同じように合っています。

6. それでも、2回転しないと分からないことがある

出す形を固定した指示文を2回ずつ走らせたときの、またぎ欄に挙がった行数を並べた横棒グラフ。材料Aの7月ぶんは1回目も2回目も4件で、合計はどちらも10,890分。材料Aの8月ぶんは1回目も2回目も5件で、合計はどちらも10,800分。材料Bの7月ぶんは1回目も2回目も5件で、合計はどちらも922,000円。材料Bの8月ぶんだけが割れて、1回目は4件で合計852,000円、2回目は8件で合計594,000円。その差は258,000円である。8回のうち6回は返ってきた文が2回とも1文字も違わず、割れた回にも見出しの崩れや欄の欠落は1か所も無い。
割れたのは8回のうち2回だけ。形は完璧に揃っていて、拾う行数だけが変わりました。

売上の8月ぶんだけ、2回で 4件と8件に割れました。合計は 852,000円と 594,000円で、差は258,000円です。2回目は「図面の清書 2件目」「現場写真の整理 2件目」という品目名を「続きがこの記録の中に無い」と読んで、またぎに入れています。見出しの崩れも欄の欠落も1か所もありません。形だけを見比べる検査は、この違いを拾えません。

これは2回見比べる記事で見た「形はそろうのに中身の方針が割れる」と同じ型です。置く前に2回走らせて、またぎの行数と行の名前を突き合わせてください。

🚨 もう1つ、この指示文にはこちらの書き落としがあります。何を足すかを書いていないので、売上のほうでは受注行と納品行を両方足しています(922,000円)。形は完璧に揃っているのに、その数字は売上ではありません。指示文1では同じAIが「受注と納品を両方足すと二重計上になります」と自分から説明しているので、賢さの問題ではなく、こちらが数える対象を書かなかったせいです。次の節で直します。

7. 期間を日付で渡し、入れなかった行を写させる

指示文5が、いちばん素直に効きました。

下は勤怠の打刻ログです。2026-07-01 から 2026-07-31 までの勤務時間の合計を出してください。 期間の外の日付が書かれている行は、この記録の中にあっても入れないでください。期間の中の日付が書かれていても、対になる相手や続きがこの記録の中に無い行は入れないでください。入れなかった行は、行の文字列をそのままコピーして最後に並べてください。 合計と、入れなかった行の一覧だけを書いてください。前置き・感想・提案・注記・補足は書かないでください。そのままファイルに保存します。

4回とも同じ合計が返りました(勤怠 7月=190時間30分/8月=189時間00分、売上 7月=557,000円/8月=426,000円)。そして境界の10件は、「入れなかった行」に20回中20回そのまま挙がりました

合計: 189時間00分

入れなかった行:
2026-08-01  退勤  05:30
2026-08-04  訂正  2026-07-29の残業60分を後から追加
2026-08-07  訂正  2026-07-30の打刻誤りにより90分を取り消し

🔑 効いたのは「入れないでください」の禁止ではなく、入れなかった行を写させたほうです。禁止だけなら、除かれたものは画面から消えます。写させると、除かれたものが毎回同じ場所に並ぶので、人がそこだけ見て1回決めれば済みます。これは禁止には受け皿を対で渡すがフリマの出品文で見つけた型が、月次の集計でもそのまま効いた形です。

8. またぎの行を、1つのファイルに貯める

ここまでで、境界の行が毎月同じ場所に出るようになりました。最後に、それを捨てずに貯めるところまでを人の側でやります。

自動実行の出力を毎月保存しているなら、「入れなかった行」の部分だけを1つのファイルに追記していってください。月末に見るのはそのファイルだけです。決めるのは「またぐ勤務は開始日と終了日のどちらの月に付けるか」「過去月の訂正は締め直すか当月に乗せるか」の2つで、いちどルールを決めれば、以後は同じ行き先に流れます。

⚠️ 決めたルールは、指示文の側に書き足してください。貯めるだけでは、来月も同じ行が同じように「決まらない」で返ってきます。

うまくいかないときの言い直し方

またぎの行数が、月によってばらばらに増える

実測でも起きました(売上の8月ぶんで4件と8件)。原因は「対になる相手や続きが、この記録の中に無い行」の読み方が広いことです。またぐ行の種類を数えられる名前で並べ直してみました。

またぎに入れてよいのは、次の3種類だけです。ほかの理由でまたぎに入れないでください。 ・行の中に、集計する月とは違う年月日が書かれている行 ・同じ取引の受注と納品のどちらか片方しか、この記録に無い行 ・集計する期間の初日または最終日の日付の行 品目名に「2件目」「追加分」などと書かれていても、それだけではまたぎに入れないでください。

これは効きませんでした。同じ材料で2回試して、またぎは 4件と6件、合計は 852,000円と 660,000円(差 192,000円)。指示文4のままの2回(4件と8件・差258,000円)より狭くはなりましたが、閉じていません

2回目が増やしたのは、「定期メンテ 9月分」の受注と納品の2行でした。こちらは「集計する月とは違う年月日」と書いたのに、品目名の「9月分」が年月日として読まれています。「2件目」を名指しで止めても、次は別の言葉で同じことが起きます。

🔑 範囲を条件で書き直しても閉じません。閉じたのは7番の形のほうです。同じ材料・同じ月で、7番(期間を日付で渡し、入れなかった行を写させる)は2回とも 426,000円・入れなかった行4件で完全に一致しました。またぎを「AIが決める条件」で拾わせるのをやめて、こちらが日付で線を引いてください。

合計の数字が、そもそも欲しかったものと違う

実測ではこれを踏みました。「合計を出して」とだけ書いたので、売上の記録では受注行と納品行を両方足した 922,000円が返ってきました。何を足すかを名指ししてください。

合計に入れるのは、区分が「納品」「追加請求」「返品」の行だけです。区分が「受注」の行は、金額が書かれていても合計に入れないでください。合計の下に、足した行が何行あったかを「足した行数: ◯行」の形で1行書いてください。

2回試して、2回とも「またぎを除いた合計: 461000円」「足した行数: 6行」。どちらもこちらが記録から計算した数と一致しています(納品9件の合計 713,000円から、またぎに挙げた3件 252,000円を引くと 461,000円・6行)。

📌 足した行数を書かせるのは、後から数え直すためです。金額そのものは終わった記録から時給を出すと同じで、合っている回が多い。合わないのは、何を足したかのほうです。

8月の実行が「7月をやり直してください」と言ってくる

正しい指摘なので、消さないでください。代わりに、それが毎月同じ欄に出るようにします。

この記録の中に、集計する月より前の日付を指している行があれば、【前の月に戻すもの】という見出しを【またぎ】の次に作って、その行をそのまま写して並べてください。並べるだけで、合計には入れないでください。当てはまる行が無ければ「なし」と書いてください。

2回試して、2回とも1文字も違わない返りでした。訂正の2行が【前の月に戻すもの】にそのまま並び、合計は 10,800分のまま動いていません。

【前の月に戻すもの】
2026-08-04  訂正  2026-07-29の残業60分を後から追加
2026-08-07  訂正  2026-07-30の打刻誤りにより90分を取り消し

⚠️ 「なし」を書かせるのを省かないでください。空欄と「その月は本当に無かった」が見分けられなくなります。自動化の出力を毎回そろえる記事と同じ理由です。

締め日が月末ではない

この記事の実測は月末締めです。日付を直接渡す7番の形なら、そのまま置き換わります。締めが19日の月として試しました。

下は売上の記録です。2026-07-01 から 2026-07-19 までの売上の合計を出してください。締めの日は19日で、19日ぶんもこの期間に含めます。 期間の外の日付が書かれている行は、この記録の中にあっても入れないでください。入れなかった行は、行の文字列をそのままコピーして最後に並べてください。 合計と、入れなかった行の一覧だけを書いてください。前置き・感想・提案・注記・補足は書かないでください。そのままファイルに保存します。

2回とも同じ 1,000,000円で、締め日当日(7月19日)の2行はどちらの回も合計に入っています。⚠️ 「19日ぶんも含めます」を書かないと、締め日当日が回によって入ったり入らなかったりします。境界は必ず「含む」「含まない」まで書いてください。

⚠️ ここでも受注行と納品行を両方足しています(1,000,000円は7月19日までの全12行の合計)。1つ上の「合計に入れる区分」の一文を、一緒に足してください。

記録が0行の月がある

見出しと欄の枠だけは出させてください。

記録が0行の月でも、【期間】【またぎ】【合計】の3つの見出しは必ず出してください。またぎは「なし」、合計は「0分」と書いてください。記録が0行だったことを1行だけ添えてください。

2回とも、3つの見出しが出て、またぎは「なし」、合計は「0分」でした。断り文だけの返りにはなりません「0行だった月」と「そもそも走らなかった月」が見分けられます。これは毎週の報告書の記事で効いた形と同じです。

⚠️ 添えた一文だけは2回で違いました(「この月の打刻ログは0行でした」と「この月の打刻ログには1行もありませんでした」)。枠は保たれますが、文言までは揃いません。

月ごとにファイルを分けていない(1つのファイルに書き足している)

そのほうが安全です。この記事の事故は、月ごとに分けているせいで「相手の行が見えない」ことから起きています。全部を渡せるなら渡してください。ただし今度は同じ行が2か月とも数えられる側の危険が出るので、指示文4の【またぎ】欄と、前月ぶんの出力との突き合わせが要ります。突き合わせのやり方は毎朝の受信箱の記事の「別の会話に並べて渡す」がそのまま使えます。

記録が0行の月がある

見出しと欄の枠だけは出させてください。

記録が0行の月でも、【期間】【またぎ】【合計】の3つの見出しは必ず出してください。またぎは「なし」、合計は「0分」と書いてください。記録が0行だったことを1行だけ添えてください。

「0行だった月」と「そもそも走らなかった月」が見分けられます。これは毎週の報告書の記事で効いた形と同じです。

応用・次の一手

この記事の検査は、月をまたぐもの全部に効きます。勤怠と売上のほかに、経費(月末に立て替えて翌月に精算する)、在庫(月末の棚卸しと月初の入荷)、契約(月の途中で始まる・終わる)が同じ形です。境界の行の名前が変わるだけで、やることは変わりません。

⚠️ 月ごとの分け方を変えるときは、その月だけもう一度2回転させてください。この記事の実測でいちばん大きな割れ(258,000円)は、材料を変えたほうでしか出ませんでした。1本で確かめて置くと、2本目で崩れます。

📌 まだ手で毎月やっているなら、先に手で2か月ぶんやってください。この記事の指示文は、手でやるときにもそのまま使えます。2か月ぶんの「入れなかった行」が並んで、決めるべきことが2つか3つに収まると分かってから、決まった時刻に動かす仕掛けに載せてください。先に自動にすると、決めていないことが毎月静かに落ち続けます。

⚠️ この記事は「境界の行がどこへ行ったか」までです。その月の集計そのものが正しいかは別の工程で、材料が1日古い日を見張る記事が入り口の材料を、自動化が静かに壊れたのを見つけさせる記事が仕掛けそのものの死活を見ます。