この記事で分かること
このサイトの自動化の記事は、ぜんぶ「自分のために作る」話でした。この記事は逆側——自分が作った自動化を、他人に売っている人が実際に何件いて、何を売っていて、いくらの札を付けているかを、ココナラの一覧を1ページぶん数えて書いたものです。
先に断っておきます。この記事は運営者が売った記録ではありません。2026年9月18日18時35分にココナラの区分「AI業務効率化・自動化」を開き、表示されていた出品のタイトルと価格だけを写して数えました。出品者名と個別の出品は引いていません。売れた数の出典はありません。
「作った自動化を売る」出口は、区分として実在します。634件の出品が付いていました。ただし、その1ページ目60件を見ると、「自動化」の中身は1つではありませんでした。
数えたもの・数え方
| 開いた場所 | ココナラ「AIアプリケーション・エージェント開発」>「AI業務効率化・自動化」(一覧ページ) |
| 日時 | 2026年9月18日 18時35分(日本時間) |
| 表示 | 「634 件中 1 - 60 件表示」・並び順は既定の「ランキング」 |
| 写したもの | 60件の出品タイトル(画像の代替テキストに入っている全文)・価格表示・「見積り必須」の札の有無 |
| 写していないもの | 出品者名・説明文・評価・購入された数 |
分け方は、タイトルに含まれる語で機械的に決めました。上から順に当てて、先に当たった区分で決まります。人の裁量を入れないためです。
| 順 | 区分 | 当てた語 |
|---|---|---|
| 1 | D 教える・相談 | 教えます・相談・入門・レッスン |
| 2 | F 指示書・プロンプト | 指示書・プロンプト |
| 3 | E 代行・伴走・成果物 | 代行・伴走・投稿を〜作ります・リストを作成・テスト対策を作成 |
| 4 | B 既製ツールを渡す | ツールを提供・ツール提供・販売します・売ります |
| 5 | A 注文で作る | 開発・構築・制作・作ります・アプリ化・実装・仕組みを導入・環境設定・導入支援・システム |
| — | C 「自動化します」だけ | 上のどれにも当たらないもの(「AIで面倒な手作業を自動化します」など) |
この分け方はタイトルだけを見ています。説明文を読めば区分が変わる出品はあるはずで、件数は「タイトルの語で分けたらこうなった」以上の意味を持ちません。写した60件と分け方のコードは、数えた記録に置いてあります。
60件の中身
| 区分 | 件数 | うち見積り必須 | 価格の中央値 | 最小〜最大 |
|---|---|---|---|---|
| A 注文で作る(開発・構築・制作・アプリ化…) | 21件 | 8件 | 50,000円 | 5,000〜490,000円 |
| C 「自動化します」だけ(形はタイトルに無い) | 20件 | 7件 | 22,500円 | 3,000〜290,000円 |
| B 既製ツールを渡す(提供・販売) | 8件 | 2件 | 12,500円 | 3,000〜20,000円 |
| E 代行・伴走・成果物(運用代行・投稿作成…) | 6件 | 1件 | 40,000円 | 5,000〜80,000円 |
| D 教える・相談 | 4件 | 2件 | 9,750円 | 3,000〜20,000円 |
| F 指示書・プロンプト | 1件 | 0件 | 20,000円 | — |
読み取れることは3つです。
- いちばん多いのは「注文で作る」型(21件)で、価格の中央値も50,000円と、6区分でいちばん高い。「あなた専用のAI業務ツールを制作します」「業務フローを丸っと自動化|毎日動く仕組みを作ります」のように、相手の業務に合わせて作る出品です
- 「自動化します」とだけ書いて、何を納めるかがタイトルに無い出品が20件あります。「AIで面倒な手作業を自動化します」「生成AI×n8nで定型業務を自動化します」など。買う側から見ると、納品物が何か(動く仕組みか、設定の代行か、相談か)は説明文を読むまで分かりません
- 既製ツールを渡す型は8件で、中央値12,500円と安い。「楽天ROOM自動投稿ツールを提供します」「ブログ記事自動生成ツール提供します」のように、同じものを何人にも渡す型です
道具の名前がタイトルにあるのは60件中12件でした。n8n 3件・WordPress 3件・Claude 2件・GAS 1件・MCP 1件・NotebookLM 1件・MF/freee 1件。Zapier・Make・Dify は0件でした(タイトルに無いだけで、説明文には出ているかもしれません)。
価格の付け方
| 価格帯 | 件数 |
|---|---|
| 3,000〜9,999円 | 14件 |
| 10,000〜49,999円 | 23件 |
| 50,000〜99,999円 | 16件 |
| 100,000円以上 | 7件(最大490,000円) |
60件とも価格は「◯円」の1件単位で、「/60分」のような時間単位の表示はありませんでした。一覧の価格は「この額から」の最低表示です。60件中20件には「見積り必須」の札が付いていて、実際の代金は相談してから決まります。中央値27,500円を相場と読まないでください。同じ区分の中で、価格は3,000円から490,000円まで約160倍の幅があります。
取り分——ココナラの公式の式
売れたときに手元に残る額は、ココナラのヘルプ「販売時の手数料」に式ごと書いてあります(2026-09-18確認)。
「トークルームの取引完了時に、販売時の手数料22%をかけた額を差し引いて、売上金として計上いたします。」「販売時の手数料20%×1.1=税込手数料22%」(販売時の手数料)
公式の計算例は「125,000円(販売金額)-125,000円(販売金額)×0.2(手数料率)×1.1(税率)=97,500円(売上金)」です。売上金=販売金額×0.78。27,500円の出品が1件売れると、売上金は21,450円です。ビデオチャットで売るサービスは手数料27.5%(25%×1.1)なので、「AI活用レッスン」を通話で売る場合は別の率になります(教える仕事の記事で比べています)。
推定——1件27,500円 × 月の件数 × 0.78
金額は「出典のある単価 × こちらが置いた前提」でしか出しません。単価は1ページ目60件の中央値27,500円(相場ではなく、並べた真ん中)、率はココナラの公式の式(×0.78)、件数だけが本人の頑張り次第の前提です。
準本業帯(月数十万円)に届くのは「月15件」の前提のときだけで、その前提は作業量の話と切り離せません。1件に丸1日かかるなら月15日、半日で済むなら月7〜8日。どちらかは、自分で1件作ってみて測るしかありません。
この数字で言えないこと
- 売れた数。一覧には価格と評価数しか出ません。634件のうち何件が売れているかの出典はありません
- 相場。中央値27,500円は「その日の1ページ目60件を並べた真ん中」です。並び順が「ランキング」なので、2ページ目以降や別の日は違います
- 納品物の形の正確な内訳。タイトルだけで分けたので、説明文を読めば移る出品があります。「自動化します」だけの20件は、その最たるものです
- 1件にかかる時間。一覧には無く、この記事にもありません
自分で確かめる順番
- 一覧——AI業務効率化・自動化を開き、件数と1ページ目を見る(並び順を「新着」に変えると、今日出た出品が分かる)
- 式——販売時の手数料で、22%(通話なら27.5%)と計算例を確かめる
- ルール——出品するなら、AIで作ったものを売ってよいかをココナラの規約側で確かめる。AIに「禁止されていますか」と聞くと逆に答えることがあります
- 自分の1件——見積もりを盛らない書き方で1件を受け、かかった時間を記録する。その時間が、上の推定の「件数」を自分の数字に置き換える材料になります
この記事は「本気で稼ぐ式」の4本目です。会員制(人数が前提)・講座(本数が前提)・教える仕事(人数が前提)に続いて、この記事は件数が前提の型です。前提の置き方が違うだけで、式の形は同じです。副業のお金の3つの流れで言えば、これは③発注者からの型にあたります。
出典一覧
すべて2026-09-18に開いて確認しました。
- ココナラ: AI業務効率化・自動化の依頼・外注(一覧・634件・1ページ目60件)・販売時の手数料(ココナラヘルプ)
- JILPT: 調査シリーズNo.245「副業者の就労に関する調査」本文PDF(図表2-4-21・2022年10月実施)
- 写した60件と分け方: docs/evidence/_raw/coconala-ai-automation-634