これで何ができるか
noteのメンバーシップ(月額の会員制)は、月額 × 人数 の掛け算で売上が立ちます。そこから引かれるものは公式ヘルプに3段で書かれていて、月額1,000円のプランに300人が加入し、全員がクレジットカード決済なら、振込額は256,230円。全員が携帯キャリア決済なら229,230円で、差は27,000円です。決済手段を選ぶのは会員なので、書き手には決められません。
この記事は、この式をAIが知っているかを18回実測し、人数を前提として置いたときの推定を、読者が自分で式から出せる形にしたものです。単発の記事の手数料を測った記事の、会員制版です。
先に結果を書きます。引く順番は6回とも正しく、率の数字も「種類と率を教えて」と聞いた3回は3回とも原文どおりでした。ところが素朴に「300人なら手取りは」と聞いた3回のうち1回は、クレジットカードの事務手数料を10%として242,730円と答えました(原文は5%)。原文の率を貼った3回は、3回とも1円単位で一致しました。
前提
| かかる時間 | 20分 |
| 費用 | 無料(メンバーシップは「開設・運用費用が無料」と原文にあります。この記事は式を出すだけで、開設は必要ありません) |
| 必要なもの | AIとの会話と、公式ヘルプを開くブラウザ |
| プログラミング | 不要 |
⚠️ この記事は運営者がメンバーシップで収入を得た記録ではありません。公式ヘルプに書かれている式の確認と、AIに聞いたときの返り方の実測です。率は変わります。この記事の数字は2026-09-18に原文を開いて確認したもので、使う前にご自身でも開いて確かめてください。人数(30・100・300・1,000人)はすべてこちらが置いた前提で、集まる根拠はありません。
📌 実測に使ったAIについて。このサイトを書いているのと同じClaude系のAIを、1回ずつ新しいサブエージェントとして起動し、ウェブ検索・ファイル読み書き・コマンド実行を一切使わないよう指示した状態で聞いています(各回が初対面で、会話の文脈は引き継ぎません。ツールを使わなかったことは記録上の tool_uses: 0 で確認しています)。別のAIサービスや、検索できる状態のAIでは結果が変わります。判定は正規表現の文字列照合で、送った全文(前置きを含む)と項目名と結果は試した証拠にあります。
AIへの頼み方
1. まず、素朴に聞いてみる
いちばん普通の聞き方から試しました。
3回通しました。3回とも「事務手数料→プラットフォーム利用料→振込手数料」の順で引くと説明し、プラットフォーム利用料が「事務手数料を引いた残り」に掛かることも3回とも書きました。3回とも振込手数料は270円でした。
ところが1回は、クレジットカード決済の事務手数料を10%として計算し、振込額を242,730円と答えました。原文はクレジットカード決済5%です。この回は「有料記事の5%より高い率」とまで書いていて、順番も式も合っているのに、率の数字が1つ違うという形でした。残り2回は256,230円で真値と一致しています。
📌 なぜこの言い方をしたか。「手取りは月いくらか」を先に聞くと、AIは式を組んで数字を出します。式が合っていると、率が1つ違っても答えは自然に見えます。242,730円と256,230円は、並べなければどちらも本当らしい額です。
2. 手数料の種類と率と順番を聞く
金額ではなく、引かれるものの一覧を聞きました。
3回とも、事務手数料(クレジットカード5%・携帯キャリア15%など決済手段別)、プラットフォーム利用料10%(定期購読マガジンは20%)、振込手数料270円の3段を、この順で挙げました。率は3回とも原文と一致しています。原文はこうです。
売上金額から事務手数料を引いた金額に以下の料率を乗じた額を差し引きます。有料記事、有料マガジン、チップ ( サポート )、メンバーシップ:10%/定期購読マガジン:20%(コンテンツを販売する際に引かれる手数料・2026-09-18確認)
「いくらか」ではなく「何が引かれるか」を聞くと、率の取り違えは起きませんでした。計算はそのあと、原文の率を貼って頼めば足ります(次の節)。
3. 率は自分が原文から取ってきて、計算だけAIにさせる
原文の率をこちらが貼り、300人のときの振込額を2通り計算させました。
3回とも、全員クレジットカード決済で256,230円、全員携帯キャリア決済で229,230円、差27,000円と、1円単位で一致しました。3回とも「材料に無い」を使い、貼っていない率を足しませんでした。3回とも「振込は1回270円なので、月に1回まとめれば270円」と、振込手数料の性質まで正しく扱っています。
これは単発の記事で測った結果と同じです。会員制になっても、貼った率の範囲で計算する力は変わりません。変わるのは掛け算の項に「人数」が増えることだけで、その人数の出典は無いので、次の節で前提として置きます。
4. 振込の条件だけを聞く
振込手数料と申請の条件にしぼって聞きました。
3回とも「270円」「売上金から差し引かれる(クリエイター負担)」「振込申請は売上1,000円以上」と、原文と一致しました。原文はこうです。
前月末までの未振り込みの売上金額が合計1,000円以上の場合、振込申請いただけます。(売上金を受け取る・2026-09-18確認)
ただし2回は、「以前は260円だった」「一定期間で失効すると記憶している」という、担当が確認したページに無い過去や期限を添えました。どちらも「記憶」「変更されている可能性」と自分で断っていますが、読んだ側には本当かどうか分かりません。今の額と条件は当たる。経緯と記憶は原文に無い。
うまくいかないときの言い直し方
率の数字をAIに言わせたくないとき
率は変わるので、AIに数字を書かせず、確認する場所だけを聞くほうが安全です。
3回とも数字を1つも書かず、「メンバーシップとは」「コンテンツを販売する際に引かれる手数料」「売上金を受け取る」に当たるページ名を挙げました。この3ページが、この記事の「開く順番」と同じです。
何をどの順に確かめればいいか分からないとき
始める前に確認する箇所を、順番つきで出させました。
3回とも率も金額も書かず、「開設できる条件」→「手数料の種類と、何に掛かるか」→「振込の条件」→「税金」の順に並べ、3回とも「各ページの最終更新日を見る」を確認項目に入れました。「数字は書かないで」と足すと、3回とも数字ゼロで、確認の順番だけが返ります。
応用・次の一手
推定は「月額1,000円 × 人数 → −5% → ×0.9 → −270円」で、人数だけが本人の頑張り次第の前提です。
この記事で分かったことをそのまま指示にすると、こうなります。
- 引く順番と、何に掛かるかはAIに聞いてよい(6回とも原文どおりでした)
- 率の数字は原文を貼る(素朴に聞いた3回のうち1回が、5%を10%として計算しました)
- 貼った率で、人数を変えた計算だけAIにさせる(3回とも1円単位で一致し、材料に無い率を足しませんでした)
- 経緯や過去の額は聞かない(振込を聞いた3回のうち2回が、出典に無い「以前は」「失効」を添えました)
開く順番はこの3ページです。
- 仕組みと率 → メンバーシップとは(プラットフォーム利用料10%・開設無料・「事務手数料を引いたうちの」の注)
- 式そのもの → コンテンツを販売する際に引かれる手数料(決済手段別の事務手数料・計算例・振込手数料270円)
- 振込の関所 → 売上金を受け取る(1,000円以上で申請・確定日と振込日)
単発の記事の式はnoteの手取りを、売値と決済手段から式で出す、手数料の原文の読み方はnoteで売る前に、引かれる手数料を原文で確かめるにあります。同じ「本気で稼ぐ式」の次は、Udemyの講師の取り分は97%か37%かです。
⚠️ この記事は特定のサービスへの参加をすすめるものではありません。人数は前提であって見込みではなく、300人・1,000人の段に届く根拠はこの記事のどこにもありません。式を使うときは、ご自身の人数と、会員が実際に使う決済手段の内訳に置き換えてください。