「どれを使えばいいのか」より先に、どれも似たようなものではないのかが気になると思います。

結論から言うと、文章・画像・ウェブ検索・音声は4社ともできます。違いはその外側に出ます。このページでは、各社の公式ページを実際に開いて、1社しか書いていなかったことだけを抜き出しました。

先に、この記事の限界

「この機能は他社にはできません」とは書けません。それを言うには、他の3社が「できない」ことを示す必要があり、公式ページはできないことをわざわざ書きません

なのでこのページの主張は、全部この形にしてあります。

2026年8月10日に4社の公式ページを見た範囲で、これを書いていたのは1社だけだった。

書いていないだけかもしれません。来月には並ぶかもしれません。日付のほうが中身より大事なので、上の確認日を見てから読んでください。

もうひとつ。「画像が得意」「文章が得意」という比較は、このページでは断定しません。各社が出しているベンチマークは自社で測った点数で、条件を揃えて比べたものではないからです。代わりに、各社が自分をどう名乗っているかを引用します。そちらのほうが「次に何を試すか」には効きます。

4社のうち、1社しか書いていなかったこと

4つのAIツールについて、2026年8月10日に各社の公式ページで確認した範囲で、1社しか書いていなかった機能を並べた図。ChatGPT は会議やメモを録音してそのまま要約させること(公式ヘルプに ChatGPT Record の項目がある)。Claude は手元のパソコンのファイルを直接書き換えさせること(ターミナル・VS Code・Slack から動く Claude Code)。Gemini は音楽をつくることと、Gmail やドライブの中身を読ませること(公式のできること一覧に音楽生成と Workspace 連携が並ぶ)。Grok は X(旧Twitter)でいま起きていることを読ませること(同じ会社が X を持っている)。これは他社にできないという意味ではなく、書いていないだけかもしれず、来月には並ぶ。4社とも文章・画像・ウェブ検索・音声はどれもできる。
「他社にできない」ではなく「1社しか書いていない」です。この差は大きいので、そのまま書いています。

ChatGPT ── 会議やメモを、録音するところから

公式ヘルプの一覧に ChatGPT RecordCapture and summarize meetings & voice notes)という項目があります。録音そのものを引き受けると書いているのは、4社でここだけでした。

外部サービスとの接続の数も目立ちます。ヘルプに項目があるだけで GitHub・Dropbox・Google Drive・Linear・Microsoft Teams・ClickUp などが並びます。すでに何かのサービスを使っていて、そこの中身を読ませたいなら、当たる確率が一番高いのはここです。

会議の扱い方そのものは 会議の録音から議事録と「誰の宿題か」まで出させる に書きました。録音を渡す前に確認することもそちらにあります。

Claude ── 手元のパソコンのファイルを、直接書き換える

公式の説明が understands your codebase, edits files, runs commands です。手元のファイルを実際に書き換えて、コマンドを実行すると明記しているのは、ここだけでした。

動く場所も多く、公式が挙げているのはターミナル・ウェブ・iOS・Android・GitHub・VS Code・JetBrains・Slack・デスクトップです。

このサイトのレシピが動くのは、ほぼ Claude Code がファイルを触れるからです。「決まった時刻に動かす」「静かに壊れたのを見張る」は、ファイルを触れないと成立しません。

ただし4つの中でここだけ有料プランが要ります。始め方と必要なパソコンの条件は AIの始め方 にまとめました。

Gemini ── 音楽をつくる/Gmail とドライブの中身を読む

公式の「Gemini でできること」に、画像生成・動画生成と並んで音楽生成が入っています。音楽を挙げていたのは、4社でここだけでした。

もうひとつが Google のサービスとの近さです。拡張機能として Google Workspace(Gmail・カレンダー・ドライブ)が挙がっています。仕事のやりとりが Gmail に溜まっているなら、資料を貼り直す手間がまるごと消えます。

料金と読める量の比較は Gemini 3.6 Flash と 3.5 Flash-Lite にあります。

Grok ── X(旧Twitter)で、いま起きていることを読む

自称が The truth-seeking AI assistant で、公式が挙げている柱に Live 𝕏 integrationBreaking news, trends, and posts as they happen)があります。

X との連携は、他社が真似しにくい種類の違いです。技術ではなく、同じ会社が X を持っているからです。速報を追うのが目的なら、ここは構造的に有利です。

公式が挙げているものでは、Multi-agent モード(複数のエージェントを並列に動かし、各自の考えを見せる)と、Imagine(画像と動画を同じ会話の中で作る/2K・15秒まで)も目を引きました。

それで、次にどれを試すか

こういうときは 試す
会議が多い。録音が溜まっている ChatGPT
パソコンの中の作業を任せたい。決まった時刻に動かしたい Claude(Claude Code)
仕事のやりとりが Gmail・ドライブにある Gemini
速報を追いたい。X を見ている時間が長い Grok
とりあえず1つ触ってみたい どれでも。無料で始められるのは ChatGPT・Gemini・Grok

4つ同時に始める必要はありません。どれも似た頼み方で動くので、1つ慣れれば残りは数分で分かります。

複数を試すときは、同じ頼みごとを同じ言葉で投げて比べるのが早いです。違いが出るのはたいてい答えの中身ではなく、確かめ方や粘り方のほうです。その見分け方は AIと作業していて「なんか違う」と思ったときの対処 に書きました。

この記事が古くなったら

この分野はこのサイトで一番早く古くなります。上に書いた「1社だけ」は、他社が同じ機能を出した時点で崩れます。

記事の日付が数か月前なら、公式ページのほうを信じてください。

出典一覧

すべて各社の公式ページです。まとめ記事・ニュースサイト・個人ブログは1件も使っていません。 2026年8月10日に、要約させず生のページを読んで確認しました。

  1. Grok の製品ページ(xAI 公式): https://x.ai/grok
  2. Claude Code の製品ページ(Anthropic 公式): https://claude.com/product/claude-code
  3. Gemini でできること(Google 公式): https://gemini.google/overview/
  4. ChatGPT のヘルプ一覧(OpenAI 公式): https://help.openai.com/en/collections/3742473-chatgpt

⚠️ openai.com の製品ページは、この日アクセスすると403が返りました。OpenAI 側の自動アクセス対策によるもので、ヘルプセンター側から確認しています。迂回はしていません。