これで何ができるか
会議の議事録づくりは、AIに渡す価値が特に大きい作業です。聞き直しながら書き起こす時間が、まるごと消えます。
ただし「議事録にして」とだけ頼むと、読める文章は返ってくるのに肝心の宿題が本文に埋もれて、結局だれも動きません。議事録の目的は記録ではなく、次の行動が決まることです。
前提
| かかる時間 | 20分(会議1時間ぶん) |
| 費用 | 無料〜。無料の範囲でできることが多いです |
| 必要なもの | 録音、または文字起こし。音声を渡せるAIだと一段楽になります |
| プログラミング | 不要。録音を渡して指示文を貼るだけです |
録音を渡す前に、社外秘や第三者の個人情報が含まれていないかを確認してください。会社によっては、外部サービスへの持ち出しが禁止されています。まず自分の職場の規則を確認してください。
AIへの頼み方
1. 3つを別々に出させる
これがこの記事の本体です。1つの文章にまとめさせないでください。
宿題を表にすると、担当が空欄の行が目で見て分かります。文章の中に混ぜると、この空欄が見えません。
2. 決まらなかったことを消させない
AIは、きれいにまとまった文章を作ろうとします。放っておくと結論が出なかった話題が、なかったことになります。
会議で一番重要な情報は、決まったことではなく「決まらなかったこと」であることが多いです。ここが消えると、次の会議で同じ議論をやり直します。
3. 埋められない項目を、勝手に埋めさせない
もっともらしい担当者名を入れられると、本人が知らないまま宿題を持たされます。書かれていないことを書かせない考え方はAIに数字を「それっぽく」埋めさせない頼み方と同じです。
4. 共有用の短い版も作らせる
出席していない人向けの文面は、議事録とは別物です。
5. 発言者が分からないときは、分からないままにする
うまくいかないときの言い直し方
話し言葉のまま書き起こされて読みにくい
長い会議で、後半が薄くなった
1時間を超える録音は、分けたほうが結果が安定します。まとめて渡す限界の話はまとめて1回で頼むにも書きました。
専門用語や社内用語を、別の言葉に変えられた
よく出る用語は、先に渡しておくと精度が上がります。
内容が本当か確かめたい
要約は、書いていないことを書くだけでなく、書いてあることを消すこともあります。重要な項目は元の録音で確かめてください。
応用・次の一手
宿題の表は、そのまま次の会議の材料になります。
これをやると、会議の冒頭で前回の宿題を追う時間が消えます。
定例会議なら、書式を固定してしまうのが最終形です。
覚えさせて毎回同じ形にする方法はAIに「記憶」を持たせるに書きました。