結論(3行)

  • ChatGPTの無料ユーザーの利用範囲が広がり、いちばん安いモデル GPT-5.6 Luna との日常会話が無制限になったとOpenAIは説明しています
  • 主力モデルの GPT-5.6 Sol は精度と一貫性が上がったとされています
  • 開発者向けの3モデルは、値段が25倍ちがうのに、読める量・書ける量・知識の新しさが全部同じです
GPT-5.6 の3モデルの値段を比べた横棒グラフ。100万トークンあたりのドル。GPT-5.6 Sol(いちばん賢い)は入力5ドル・出力30ドル、GPT-5.6 Terra(中間)は入力2ドル・出力12ドル、GPT-5.6 Luna(いちばん安い)は入力0.2ドル・出力1.2ドル。3つとも読める量1.05M、書ける量12.8万、知識は2026年2月16日まで、使える道具(関数・ウェブ検索・ファイル検索・パソコン操作)も同じ。違うのは値段と賢さだけ。
青い枠の中が「3つとも同じ」部分です。違うのは値段と賢さだけでした。

ChatGPTを普通に使っている人へ

難しいことを覚える必要はありません。無料で使える範囲が広がった、というのが今回の要点です。

OpenAIの説明によると、無料ユーザーの利用範囲が拡大し、GPT-5.6 Luna との日常会話が無制限になりました。あわせて主力の GPT-5.6 Sol は、精度と一貫性が向上したとされています。

⚠️ ただし「無制限」が具体的にどういう条件かは、確認できていません。回数の上限、速さの制限、対象の国。どれも数字が取れませんでした(理由は最後に書きます)。使ってみて確かめるのが確実です。

3つのモデルは、何が違うのか

開発者向けのドキュメントには、3つのモデルが並んでいます。名前は太陽・大地・月です。

GPT-5.6 Sol GPT-5.6 Terra GPT-5.6 Luna
位置づけ 複雑な専門作業向け 賢さと費用の中間 費用を抑えたい用途向け
入力(100万あたり) $5 $2 $0.20
出力(100万あたり) $30 $12 $1.20

出力で比べると、Sol と Luna は25倍の差があります。

面白いのは「同じ」ほうです

値段が25倍ちがうのに、次の項目は3つともまったく同じでした。

  • 一度に読める量:1.05M(かなりの長文をまとめて渡せます)
  • 一度に書ける量:12.8万トークン
  • 知識の新しさ:2026年2月16日まで
  • 使える道具:関数・ウェブ検索・ファイル検索・パソコン操作

つまり違いは「賢さ」だけです。器の大きさは変わりません。

ここが実用上いちばん大事な点です。安いモデルで試して、結果が十分ならそのままでいいということになります。長い資料を渡せないから高いほうにする、という選び方は今回の3つには当てはまりません。

分からなかったこと(正直に)

この記事で確認できなかったのは次の3つです。

  • 「無制限」の具体的な条件(回数・速度・対象地域)
  • 精度と一貫性が「どれだけ」上がったか(測り方も数値も不明)
  • 無料ユーザーの拡大の中身

理由は、OpenAIの発表ページ本体を読めなかったからです。アクセスすると403(拒否)が返ります。これはこちらの回線の問題ではなく、OpenAI側の自動アクセス対策によるものでした(同じサイトの配信フィードは正常に読めるため、そう判断できます)。

ブロックの迂回はしていません。読めないものを二次情報で埋めると、確かめられない記事になるからです。書ける範囲だけ書きました。上の表と「同じ項目」は、開発者向け公式ドキュメントに実際に載っている数字です。

出典

数字を扱うときにAIへ何と頼めばいいかは、AIに数字を「それっぽく」埋めさせないための頼み方にまとめました。調べもの全般は調べものは「答え」ではなく「答えと出典」で受け取るが使えます。