これで何ができるか

先行記事で分かったことがあります。AIにタスクの優先順位づけを頼むとき、「理由の一文(なぜ重要か)」を全タスクに書けば、重大な仕事が軽い仕事より必ず先に並びます。この記事は、その理由の一文を「重大な側だけ」「軽い側だけ」に削っても同じ結果になるかを試したものです。プログラミングは要りません。

結論は「片方だけで足りた」です。試したのは2方向です。

  • 重大4件だけに理由を書いて、軽い4件はラベルだけにする
  • 逆に、軽い4件だけに理由を書いて、重大4件はラベルだけにする

どちらの方向も、材料2本×各2回=4回・16組×4回=64組ずつ、64/64(100%)で重大側が先に並びました。

やること 材料 結果(重大4件が先だった組数)
全タスクに理由を書く(基準・再検証) A・B×各2回 64/64(100%)
重大4件だけ理由を書き、軽い4件はラベルのみ A・B×各2回 64/64(100%)
軽い4件だけ理由を書き、重大4件はラベルのみ A・B×各2回 64/64(100%)
理由を片側だけに書いても、重大4件が軽い4件より先に並ぶ割合が崩れないことを示す表形式の図。4行とも「重大4件が先だった組数/全体の組数」(16組の比較×材料2本×各2回=64組)。「全部に理由あり(この記事で再検証)」は64/64(100%)。「重大4件だけ理由あり・軽い4件はラベルのみ」も64/64(100%)。「軽い4件だけ理由あり・重大4件はラベルのみ」も64/64(100%)。参考行「両方ともラベルのみ(前記事・中間12件もラベル)」だけが0/64(0%)で赤く表示されている。下の注記には、中間12件の理由文を残したままなら、重大4件と軽い4件のどちらか片方だけラベルにしても並び順は崩れなかったこと(192組中、逆転0)、崩れたのは前記事のとおり全員がラベルだけになったときだけだったことが書かれている。
片方だけ理由を残せば、崩れなかった。両方ともラベルだけにしたときだけ逆転した。

この記事は、AIに実際にタスクを並べ替えさせた実測の記録です。架空のタスク一覧を使っており、特定の会社の実例ではありません。

前提

かかる時間 15分
費用 無料
必要なもの 特にありません。チャットAIに一覧を貼るだけです
プログラミング 不要

この記事は、先行記事の続きです。先行記事は「理由文がある材料」と「全タスクをラベルだけにした材料」の2つを比べ、後者で順位が完全に逆転すると示しました。ただし先行記事は、理由文を全部残すか全部消すかの二択でした。「重大な4件にだけ理由を書けば十分では」という疑問に、先行記事の本文は答えを残していません。

この記事が試すのはその1点だけです。中間12件の理由文はどの条件でも変えていません。動かしたのは、重大4件・軽い4件のうちどちらに理由を残すかだけです。

AIへの頼み方

材料は先行記事と同じ架空タスク一覧2種類です(材料A=総務・経理、材料B=ネットショップ運営)。各20件の内訳は次のとおりです。

  • 重大4件(TB系/SB系): 締切は先だが、遅れると重大な影響が出ると本文に書いた仕事
  • 軽い4件(TA系/SA系): 締切は近いが、遅れても実害がないと本文に書いた仕事
  • 中間12件(TF系/SF系): 締切・重要度とも中間的な仕事

指示文は先行記事とまったく同じ文字列を使いました。変えたのは材料側だけです。各回は独立した新規セッション(claude --safe-mode --tools "")で実行しました。前の回の結果は参照できません。

1. まず基準を取り直す(全タスクに理由あり)

以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: TA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。 TF1: 経費精算の月次締め作業(期限: 9/30)。今月分の精算が遅れると、来月の支払いに一部間に合わない可能性がある。 TA1: 会議室の予約リストを来月分に更新する(期限: 9/25)。来月分の会議は今のところ2件しか入っておらず、当日に手作業で調整しても支障はない。 TF6: 半期の交通費実績をまとめて上長に報告する(期限: 10/2)。半期のレビュー資料の一部で、遅れるとレビュー全体の準備が後ろ倒しになる。 TB2: 年末調整の案内文書を全社員へ配布する準備をする(期限: 10/15)。配布が遅れると、年末調整の回収期限に間に合わない社員が出て、給与処理全体が遅延する。 TF9: 社内アンケート(満足度調査)の集計フォームを作る(期限: 9/29)。来週の会議で速報を見せる予定があり、遅れると会議の議題が1つ欠ける。 TA3: 社内報に載せる雑談ネタを1本考えて総務に送る(期限: 9/26)。次号の締切はまだ先で、今回落としても差し替えの記事は他にある。 TF11: 倉庫の棚卸し立会いの日程調整メールを送る(期限: 10/4)。日程調整が遅れると、棚卸し自体の日程が月末に寄ってしまう。 TB4: 新しい経費精算システムの移行手順書を作る(期限: 10/25)。手順書が無いまま移行日を迎えると、全社員の経費精算が一時的に止まる。 TF3: 名刺の増刷を発注する(期限: 10/3)。在庫はあと20枚あり、すぐには困らない。 TA2: 備品棚の文房具の在庫をExcelに数える(期限: 9/26)。減っている様子はなく、先月の数字のままでも当面困らない。 TF7: オフィスの防災備蓄品の期限を確認する(期限: 10/8)。期限切れが近いものがあれば入れ替えが必要だが、今回はまだ余裕がある想定。 TB1: 来期(10月開始)の一括契約更新の稟議書を作成する(期限: 10/20)。この稟議が承認されないと、主要取引先3社との契約が自動更新されず、10月末で契約が切れる。 TF12: 社内向けのPCキッティング手順のメモを更新する(期限: 10/7)。次の新規採用の情報システム側の準備に使う想定で、直近では使う予定が無い。 TA4: 給湯室の備え付けカレンダーを10月分にめくる(期限: 9/27)。誰かが気づいたときにめくっても実害はない。 TF5: 社用車の車検予約を入れる(期限: 10/6)。車検切れは10月末なので、今取らないと予約が埋まる可能性がある。 TB3: 監査法人向けの内部統制チェックリストを更新する(期限: 10/22)。放置すると、来月の監査で指摘事項になり、是正報告の追加対応が発生する。 TF2: 来週の部内会議の議事録フォーマットを整える(期限: 10/1)。フォーマットが無くても会議自体はできるが、記録の一貫性が崩れる。 TF10: 来月のシフト表のたたき台を作る(期限: 9/28)。現場から早めにたたき台が欲しいと言われており、遅れると現場の調整期間が短くなる。 TF4: 新入社員向けのオフィスツアー資料を更新する(期限: 10/5)。次の入社は10月中旬なので、多少遅れても個別案内で補える。 TF8: 取引先向けの年賀状の宛先リストを整理する(期限: 10/9)。印刷発注は11月なので、今回のリスト整理自体に強い緊急性は無い。
以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: SA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。 SF2: 返品対応中の1件について、返金処理を完了させる(期限: 9/29)。遅れるとお客様からの信頼を損ねる可能性がある。 SA1: ショップのトップページのバナー画像を1枚差し替える(期限: 9/25)。今のバナーでも支障はなく、来月の新商品まで今のままでも問題ない。 SF8: 来月分の広告予算の配分案を作る(期限: 10/2)。案が遅れると、広告の出稿開始が数日ずれ込む。 SB2: 特定商取引法に基づく表記の更新(住所変更の反映)を行う(期限: 10/18)。放置すると法令違反の状態が続き、最悪の場合サイトの停止指導を受ける可能性がある。 SF9: 破損していたラベルプリンターの修理を手配する(期限: 9/28)。予備機はあるが処理速度が落ちる。 SA3: お客様アンケートの自由記述を読んで気になった一文をメモする(期限: 9/26)。次の商品開発会議はまだ先で、今回メモしなくても他の材料で足りる。 SF11: 取引先からの見積依頼に回答する(期限: 10/4)。回答が遅れると先方が他社に発注する可能性がある。 SB4: 決済代行会社から届いた重要なシステム更新(対応しないと決済が止まる)の設定変更を行う(期限: 10/22)。対応しないと期日以降、ショップの決済機能そのものが停止する。 SF3: 新商品のページ用の写真を追加で撮る(期限: 10/3)。今あるページでも一応公開はできる。 SA2: 発送用の緩衝材の在庫を数えてメモする(期限: 9/26)。在庫はまだ十分にあり、数えるのが遅れても発送には影響しない。 SF7: 常連客向けのポイント制度の見直し案をまとめる(期限: 10/9)。次回の見直しはまだ先の予定で、今急ぐ理由は無い。 SB1: 主力商品の仕入れ先との来期単価交渉の資料を作る(期限: 10/20)。交渉が遅れて現行契約のまま自動更新されると、来期の仕入れ値が上がり、主力商品の利益率が大きく落ちる。 SF12: 倉庫内の棚の配置換えの計画を立てる(期限: 10/7)。次の繁忙期に向けた準備で、今すぐでなくてもよい。 SA4: 季節の挨拶文をショップのSNSに1本投稿する(期限: 9/27)。投稿が1日遅れても、フォロワーへの影響はほとんど無い。 SF5: メールマガジンのテンプレートを整理する(期限: 10/5)。今のテンプレートのままでも配信は続けられる。 SB3: 年末商戦向けの倉庫スペース増床の契約書を確認して返送する(期限: 10/25)。返送が遅れると増床の枠を他社に取られ、年末の在庫を置く場所が足りなくなる。 SF4: 配送業者との年末繁忙期の割増料金について確認する(期限: 10/6)。確認が遅れると年末の送料設定が間に合わなくなる可能性がある。 SF10: 来週の新商品告知の下書きを作る(期限: 10/1)。告知が遅れても発売日自体はずれない。 SF6: 在庫管理表の商品コードの表記ゆれを直す(期限: 10/8)。表記ゆれがあっても集計は手作業で補える。 SF1: 今月の売上と経費をまとめて記帳する(期限: 9/30)。記帳が遅れると、来月の資金繰り計画が立てにくくなる。

材料A・Bとも、2回とも重大4件が軽い4件より必ず先でした(16組×2回×2材料=64組すべて)。ここまでは先行記事の再現です。

2. 重大4件だけ理由を残し、軽い4件はラベルだけにする

TA1〜TA4(材料AではTA、材料BではSA)の説明文から理由の一文を消し、「重要度: 低」というラベルだけに置き換えました。中間12件(TF・SF)はそのままです。

以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: TA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。 TF1: 経費精算の月次締め作業(期限: 9/30)。今月分の精算が遅れると、来月の支払いに一部間に合わない可能性がある。 TA1: 会議室の予約リストを来月分に更新する(期限: 9/25・重要度: 低) TF6: 半期の交通費実績をまとめて上長に報告する(期限: 10/2)。半期のレビュー資料の一部で、遅れるとレビュー全体の準備が後ろ倒しになる。 TB2: 年末調整の案内文書を全社員へ配布する準備をする(期限: 10/15)。配布が遅れると、年末調整の回収期限に間に合わない社員が出て、給与処理全体が遅延する。 TF9: 社内アンケート(満足度調査)の集計フォームを作る(期限: 9/29)。来週の会議で速報を見せる予定があり、遅れると会議の議題が1つ欠ける。 TA3: 社内報に載せる雑談ネタを1本考えて総務に送る(期限: 9/26・重要度: 低) TF11: 倉庫の棚卸し立会いの日程調整メールを送る(期限: 10/4)。日程調整が遅れると、棚卸し自体の日程が月末に寄ってしまう。 TB4: 新しい経費精算システムの移行手順書を作る(期限: 10/25)。手順書が無いまま移行日を迎えると、全社員の経費精算が一時的に止まる。 TF3: 名刺の増刷を発注する(期限: 10/3)。在庫はあと20枚あり、すぐには困らない。 TA2: 備品棚の文房具の在庫をExcelに数える(期限: 9/26・重要度: 低) TF7: オフィスの防災備蓄品の期限を確認する(期限: 10/8)。期限切れが近いものがあれば入れ替えが必要だが、今回はまだ余裕がある想定。 TB1: 来期(10月開始)の一括契約更新の稟議書を作成する(期限: 10/20)。この稟議が承認されないと、主要取引先3社との契約が自動更新されず、10月末で契約が切れる。 TF12: 社内向けのPCキッティング手順のメモを更新する(期限: 10/7)。次の新規採用の情報システム側の準備に使う想定で、直近では使う予定が無い。 TA4: 給湯室の備え付けカレンダーを10月分にめくる(期限: 9/27・重要度: 低) TF5: 社用車の車検予約を入れる(期限: 10/6)。車検切れは10月末なので、今取らないと予約が埋まる可能性がある。 TB3: 監査法人向けの内部統制チェックリストを更新する(期限: 10/22)。放置すると、来月の監査で指摘事項になり、是正報告の追加対応が発生する。 TF2: 来週の部内会議の議事録フォーマットを整える(期限: 10/1)。フォーマットが無くても会議自体はできるが、記録の一貫性が崩れる。 TF10: 来月のシフト表のたたき台を作る(期限: 9/28)。現場から早めにたたき台が欲しいと言われており、遅れると現場の調整期間が短くなる。 TF4: 新入社員向けのオフィスツアー資料を更新する(期限: 10/5)。次の入社は10月中旬なので、多少遅れても個別案内で補える。 TF8: 取引先向けの年賀状の宛先リストを整理する(期限: 10/9)。印刷発注は11月なので、今回のリスト整理自体に強い緊急性は無い。
以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: SA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。 SF2: 返品対応中の1件について、返金処理を完了させる(期限: 9/29)。遅れるとお客様からの信頼を損ねる可能性がある。 SA1: ショップのトップページのバナー画像を1枚差し替える(期限: 9/25・重要度: 低) SF8: 来月分の広告予算の配分案を作る(期限: 10/2)。案が遅れると、広告の出稿開始が数日ずれ込む。 SB2: 特定商取引法に基づく表記の更新(住所変更の反映)を行う(期限: 10/18)。放置すると法令違反の状態が続き、最悪の場合サイトの停止指導を受ける可能性がある。 SF9: 破損していたラベルプリンターの修理を手配する(期限: 9/28)。予備機はあるが処理速度が落ちる。 SA3: お客様アンケートの自由記述を読んで気になった一文をメモする(期限: 9/26・重要度: 低) SF11: 取引先からの見積依頼に回答する(期限: 10/4)。回答が遅れると先方が他社に発注する可能性がある。 SB4: 決済代行会社から届いた重要なシステム更新(対応しないと決済が止まる)の設定変更を行う(期限: 10/22)。対応しないと期日以降、ショップの決済機能そのものが停止する。 SF3: 新商品のページ用の写真を追加で撮る(期限: 10/3)。今あるページでも一応公開はできる。 SA2: 発送用の緩衝材の在庫を数えてメモする(期限: 9/26・重要度: 低) SF7: 常連客向けのポイント制度の見直し案をまとめる(期限: 10/9)。次回の見直しはまだ先の予定で、今急ぐ理由は無い。 SB1: 主力商品の仕入れ先との来期単価交渉の資料を作る(期限: 10/20)。交渉が遅れて現行契約のまま自動更新されると、来期の仕入れ値が上がり、主力商品の利益率が大きく落ちる。 SF12: 倉庫内の棚の配置換えの計画を立てる(期限: 10/7)。次の繁忙期に向けた準備で、今すぐでなくてもよい。 SA4: 季節の挨拶文をショップのSNSに1本投稿する(期限: 9/27・重要度: 低) SF5: メールマガジンのテンプレートを整理する(期限: 10/5)。今のテンプレートのままでも配信は続けられる。 SB3: 年末商戦向けの倉庫スペース増床の契約書を確認して返送する(期限: 10/25)。返送が遅れると増床の枠を他社に取られ、年末の在庫を置く場所が足りなくなる。 SF4: 配送業者との年末繁忙期の割増料金について確認する(期限: 10/6)。確認が遅れると年末の送料設定が間に合わなくなる可能性がある。 SF10: 来週の新商品告知の下書きを作る(期限: 10/1)。告知が遅れても発売日自体はずれない。 SF6: 在庫管理表の商品コードの表記ゆれを直す(期限: 10/8)。表記ゆれがあっても集計は手作業で補える。 SF1: 今月の売上と経費をまとめて記帳する(期限: 9/30)。記帳が遅れると、来月の資金繰り計画が立てにくくなる。

結果は基準(1)と一致しました。材料A・Bとも2回ずつ、重大4件が軽い4件より必ず先でした(16組×2回×2材料=64組すべて)。軽い4件をラベルだけにしても、重大4件の側に理由さえ残っていれば、順位は崩れませんでした。

3. 軽い4件だけ理由を残し、重大4件はラベルだけにする

逆方向も試しました。今度はTB1〜TB4(材料BではSB)の理由文を消し、「重要度: 高」のラベルだけにしました。TA1〜TA4(SA1〜SA4)の理由文はそのまま残しました。指示文とTF・SFの中間12件は変えていません。

以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: TA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。 TF1: 経費精算の月次締め作業(期限: 9/30)。今月分の精算が遅れると、来月の支払いに一部間に合わない可能性がある。 TA1: 会議室の予約リストを来月分に更新する(期限: 9/25)。来月分の会議は今のところ2件しか入っておらず、当日に手作業で調整しても支障はない。 TF6: 半期の交通費実績をまとめて上長に報告する(期限: 10/2)。半期のレビュー資料の一部で、遅れるとレビュー全体の準備が後ろ倒しになる。 TB2: 年末調整の案内文書を全社員へ配布する準備をする(期限: 10/15・重要度: 高) TF9: 社内アンケート(満足度調査)の集計フォームを作る(期限: 9/29)。来週の会議で速報を見せる予定があり、遅れると会議の議題が1つ欠ける。 TA3: 社内報に載せる雑談ネタを1本考えて総務に送る(期限: 9/26)。次号の締切はまだ先で、今回落としても差し替えの記事は他にある。 TF11: 倉庫の棚卸し立会いの日程調整メールを送る(期限: 10/4)。日程調整が遅れると、棚卸し自体の日程が月末に寄ってしまう。 TB4: 新しい経費精算システムの移行手順書を作る(期限: 10/25・重要度: 高) TF3: 名刺の増刷を発注する(期限: 10/3)。在庫はあと20枚あり、すぐには困らない。 TA2: 備品棚の文房具の在庫をExcelに数える(期限: 9/26)。減っている様子はなく、先月の数字のままでも当面困らない。 TF7: オフィスの防災備蓄品の期限を確認する(期限: 10/8)。期限切れが近いものがあれば入れ替えが必要だが、今回はまだ余裕がある想定。 TB1: 来期(10月開始)の一括契約更新の稟議書を作成する(期限: 10/20・重要度: 高) TF12: 社内向けのPCキッティング手順のメモを更新する(期限: 10/7)。次の新規採用の情報システム側の準備に使う想定で、直近では使う予定が無い。 TA4: 給湯室の備え付けカレンダーを10月分にめくる(期限: 9/27)。誰かが気づいたときにめくっても実害はない。 TF5: 社用車の車検予約を入れる(期限: 10/6)。車検切れは10月末なので、今取らないと予約が埋まる可能性がある。 TB3: 監査法人向けの内部統制チェックリストを更新する(期限: 10/22・重要度: 高) TF2: 来週の部内会議の議事録フォーマットを整える(期限: 10/1)。フォーマットが無くても会議自体はできるが、記録の一貫性が崩れる。 TF10: 来月のシフト表のたたき台を作る(期限: 9/28)。現場から早めにたたき台が欲しいと言われており、遅れると現場の調整期間が短くなる。 TF4: 新入社員向けのオフィスツアー資料を更新する(期限: 10/5)。次の入社は10月中旬なので、多少遅れても個別案内で補える。 TF8: 取引先向けの年賀状の宛先リストを整理する(期限: 10/9)。印刷発注は11月なので、今回のリスト整理自体に強い緊急性は無い。
以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: SA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。 SF2: 返品対応中の1件について、返金処理を完了させる(期限: 9/29)。遅れるとお客様からの信頼を損ねる可能性がある。 SA1: ショップのトップページのバナー画像を1枚差し替える(期限: 9/25)。今のバナーでも支障はなく、来月の新商品まで今のままでも問題ない。 SF8: 来月分の広告予算の配分案を作る(期限: 10/2)。案が遅れると、広告の出稿開始が数日ずれ込む。 SB2: 特定商取引法に基づく表記の更新(住所変更の反映)を行う(期限: 10/18・重要度: 高) SF9: 破損していたラベルプリンターの修理を手配する(期限: 9/28)。予備機はあるが処理速度が落ちる。 SA3: お客様アンケートの自由記述を読んで気になった一文をメモする(期限: 9/26)。次の商品開発会議はまだ先で、今回メモしなくても他の材料で足りる。 SF11: 取引先からの見積依頼に回答する(期限: 10/4)。回答が遅れると先方が他社に発注する可能性がある。 SB4: 決済代行会社から届いた重要なシステム更新(対応しないと決済が止まる)の設定変更を行う(期限: 10/22・重要度: 高) SF3: 新商品のページ用の写真を追加で撮る(期限: 10/3)。今あるページでも一応公開はできる。 SA2: 発送用の緩衝材の在庫を数えてメモする(期限: 9/26)。在庫はまだ十分にあり、数えるのが遅れても発送には影響しない。 SF7: 常連客向けのポイント制度の見直し案をまとめる(期限: 10/9)。次回の見直しはまだ先の予定で、今急ぐ理由は無い。 SB1: 主力商品の仕入れ先との来期単価交渉の資料を作る(期限: 10/20・重要度: 高) SF12: 倉庫内の棚の配置換えの計画を立てる(期限: 10/7)。次の繁忙期に向けた準備で、今すぐでなくてもよい。 SA4: 季節の挨拶文をショップのSNSに1本投稿する(期限: 9/27)。投稿が1日遅れても、フォロワーへの影響はほとんど無い。 SF5: メールマガジンのテンプレートを整理する(期限: 10/5)。今のテンプレートのままでも配信は続けられる。 SB3: 年末商戦向けの倉庫スペース増床の契約書を確認して返送する(期限: 10/25・重要度: 高) SF4: 配送業者との年末繁忙期の割増料金について確認する(期限: 10/6)。確認が遅れると年末の送料設定が間に合わなくなる可能性がある。 SF10: 来週の新商品告知の下書きを作る(期限: 10/1)。告知が遅れても発売日自体はずれない。 SF6: 在庫管理表の商品コードの表記ゆれを直す(期限: 10/8)。表記ゆれがあっても集計は手作業で補える。 SF1: 今月の売上と経費をまとめて記帳する(期限: 9/30)。記帳が遅れると、来月の資金繰り計画が立てにくくなる。

ここでも重大4件が軽い4件より必ず先でした。材料A・Bとも2回ずつ、16組×2回×2材料=64組すべてです。重大な仕事の側から理由を消してラベルだけにしても、軽い仕事の側に「なぜ急がなくていいか」という理由が書いてあれば、順位は逆転しませんでした。

3条件・材料2本・各2回=12回、16組×12回=192組の比較で、逆転は1組もありませんでした。

理由文をどちらに寄せても、重大4件と軽い4件の順位帯が同じ位置に留まることを示す図。材料A・『優先順位をつけて』だけの指示・1回目の並べ替え結果を3条件で比べた。横軸は並べ替え結果の順位(1〜20位)。『全部に理由あり』は、重大4件(TB1・TB2・TB3・TB4)が7位・8位・9位・10位、軽い4件(TA1・TA2・TA3・TA4)が17位・18位・19位・20位。『重大4件だけ理由あり』は、重大4件が5位・6位・7位・8位、軽い4件が17位・18位・19位・20位。『軽い4件だけ理由あり』は、重大4件が8位・9位・10位・11位、軽い4件が17位・18位・19位・20位。3条件とも、重大4件は5位から11位の帯に、軽い4件は17位から20位の帯に収まり、理由文をどちらに寄せても順位帯そのものは入れ替わらなかった。
3条件とも、重大4件は5〜11位・軽い4件は17〜20位の帯に収まった。

うまくいかないときの言い直し方

この実測は「全部ラベル」までは試していない

この記事が動かしたのは、重大4件と軽い4件のうちどちらか一方だけです。中間12件は、どの条件でも理由文を残したままでした。先行記事の「両方ともラベルだけにすると逆転する」という結果は、中間12件までラベルに変えた材料で出たものです。この記事の結果から「中間12件も含めて全部ラベルにしてよい」とは言えません。全部をラベルにする場合は、先行記事の結果(逆転する)のほうが当てはまります。

4件のうち一部だけに理由を書いたらどうなるか

これも、この記事では試していません。重大4件のうち2件だけに理由を書き、残り2件はラベルのままにしたらどうなるかは未確認です。理由を書く手間を「オール・オア・ナッシング」からどこまで削れるかは、次に試すことの1つとして残します。

応用・次の一手

この記事は、「重要度は理由が無いと負ける」という先行記事の実測を、もう一歩進めた記録です。この材料・この回数では、理由文は全タスクに書かなくても、重大4件・軽い4件のどちらか一方に書いてあれば足りました。

自動化の中でタスク一覧を毎回AIに渡しているなら、これは実務上の意味があります。すべてのタスクに「なぜ重要か」を書き起こす手間は要りません。少なくとも、重大な仕事4件分だけ理由を書き添えれば、この記事の材料と回数では順位は保たれました。

量を扱った見張りの対象を100件に増やしてもボロが出ないかとは軸が違います。あちらは監視対象の件数を増やしたときの崩れ方を見ています。この記事が動かしたのは件数ではなく、20件の中で理由文をどちらに配分するかです。

毎朝の受信箱の仕分けや、毎週のタスク整理をAIに自動でやらせているなら、確認することは1つです。

  • 重大な仕事の説明文に「これが遅れると何が起きるか」を一言書いてあるか

書いてあれば、軽い仕事の側の説明を手抜きしても、この記事の結果どおりなら並び順は保たれます。