これで何ができるか
先行記事で分かったことがあります。AIにタスクの優先順位づけを頼むとき、「理由の一文(なぜ重要か)」を全タスクに書けば、重大な仕事が軽い仕事より必ず先に並びます。この記事は、その理由の一文を「重大な側だけ」「軽い側だけ」に削っても同じ結果になるかを試したものです。プログラミングは要りません。
結論は「片方だけで足りた」です。試したのは2方向です。
- 重大4件だけに理由を書いて、軽い4件はラベルだけにする
- 逆に、軽い4件だけに理由を書いて、重大4件はラベルだけにする
どちらの方向も、材料2本×各2回=4回・16組×4回=64組ずつ、64/64(100%)で重大側が先に並びました。
| やること |
材料 |
結果(重大4件が先だった組数) |
| 全タスクに理由を書く(基準・再検証) |
A・B×各2回 |
64/64(100%) |
| 重大4件だけ理由を書き、軽い4件はラベルのみ |
A・B×各2回 |
64/64(100%) |
| 軽い4件だけ理由を書き、重大4件はラベルのみ |
A・B×各2回 |
64/64(100%) |
片方だけ理由を残せば、崩れなかった。両方ともラベルだけにしたときだけ逆転した。
この記事は、AIに実際にタスクを並べ替えさせた実測の記録です。架空のタスク一覧を使っており、特定の会社の実例ではありません。
前提
|
|
| かかる時間 |
15分 |
| 費用 |
無料 |
| 必要なもの |
特にありません。チャットAIに一覧を貼るだけです |
| プログラミング |
不要 |
この記事は、先行記事の続きです。先行記事は「理由文がある材料」と「全タスクをラベルだけにした材料」の2つを比べ、後者で順位が完全に逆転すると示しました。ただし先行記事は、理由文を全部残すか全部消すかの二択でした。「重大な4件にだけ理由を書けば十分では」という疑問に、先行記事の本文は答えを残していません。
この記事が試すのはその1点だけです。中間12件の理由文はどの条件でも変えていません。動かしたのは、重大4件・軽い4件のうちどちらに理由を残すかだけです。
AIへの頼み方
材料は先行記事と同じ架空タスク一覧2種類です(材料A=総務・経理、材料B=ネットショップ運営)。各20件の内訳は次のとおりです。
- 重大4件(TB系/SB系): 締切は先だが、遅れると重大な影響が出ると本文に書いた仕事
- 軽い4件(TA系/SA系): 締切は近いが、遅れても実害がないと本文に書いた仕事
- 中間12件(TF系/SF系): 締切・重要度とも中間的な仕事
指示文は先行記事とまったく同じ文字列を使いました。変えたのは材料側だけです。各回は独立した新規セッション(claude --safe-mode --tools "")で実行しました。前の回の結果は参照できません。
1. まず基準を取り直す(全タスクに理由あり)
以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: TA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。
TF1: 経費精算の月次締め作業(期限: 9/30)。今月分の精算が遅れると、来月の支払いに一部間に合わない可能性がある。
TA1: 会議室の予約リストを来月分に更新する(期限: 9/25)。来月分の会議は今のところ2件しか入っておらず、当日に手作業で調整しても支障はない。
TF6: 半期の交通費実績をまとめて上長に報告する(期限: 10/2)。半期のレビュー資料の一部で、遅れるとレビュー全体の準備が後ろ倒しになる。
TB2: 年末調整の案内文書を全社員へ配布する準備をする(期限: 10/15)。配布が遅れると、年末調整の回収期限に間に合わない社員が出て、給与処理全体が遅延する。
TF9: 社内アンケート(満足度調査)の集計フォームを作る(期限: 9/29)。来週の会議で速報を見せる予定があり、遅れると会議の議題が1つ欠ける。
TA3: 社内報に載せる雑談ネタを1本考えて総務に送る(期限: 9/26)。次号の締切はまだ先で、今回落としても差し替えの記事は他にある。
TF11: 倉庫の棚卸し立会いの日程調整メールを送る(期限: 10/4)。日程調整が遅れると、棚卸し自体の日程が月末に寄ってしまう。
TB4: 新しい経費精算システムの移行手順書を作る(期限: 10/25)。手順書が無いまま移行日を迎えると、全社員の経費精算が一時的に止まる。
TF3: 名刺の増刷を発注する(期限: 10/3)。在庫はあと20枚あり、すぐには困らない。
TA2: 備品棚の文房具の在庫をExcelに数える(期限: 9/26)。減っている様子はなく、先月の数字のままでも当面困らない。
TF7: オフィスの防災備蓄品の期限を確認する(期限: 10/8)。期限切れが近いものがあれば入れ替えが必要だが、今回はまだ余裕がある想定。
TB1: 来期(10月開始)の一括契約更新の稟議書を作成する(期限: 10/20)。この稟議が承認されないと、主要取引先3社との契約が自動更新されず、10月末で契約が切れる。
TF12: 社内向けのPCキッティング手順のメモを更新する(期限: 10/7)。次の新規採用の情報システム側の準備に使う想定で、直近では使う予定が無い。
TA4: 給湯室の備え付けカレンダーを10月分にめくる(期限: 9/27)。誰かが気づいたときにめくっても実害はない。
TF5: 社用車の車検予約を入れる(期限: 10/6)。車検切れは10月末なので、今取らないと予約が埋まる可能性がある。
TB3: 監査法人向けの内部統制チェックリストを更新する(期限: 10/22)。放置すると、来月の監査で指摘事項になり、是正報告の追加対応が発生する。
TF2: 来週の部内会議の議事録フォーマットを整える(期限: 10/1)。フォーマットが無くても会議自体はできるが、記録の一貫性が崩れる。
TF10: 来月のシフト表のたたき台を作る(期限: 9/28)。現場から早めにたたき台が欲しいと言われており、遅れると現場の調整期間が短くなる。
TF4: 新入社員向けのオフィスツアー資料を更新する(期限: 10/5)。次の入社は10月中旬なので、多少遅れても個別案内で補える。
TF8: 取引先向けの年賀状の宛先リストを整理する(期限: 10/9)。印刷発注は11月なので、今回のリスト整理自体に強い緊急性は無い。
以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: SA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。
SF2: 返品対応中の1件について、返金処理を完了させる(期限: 9/29)。遅れるとお客様からの信頼を損ねる可能性がある。
SA1: ショップのトップページのバナー画像を1枚差し替える(期限: 9/25)。今のバナーでも支障はなく、来月の新商品まで今のままでも問題ない。
SF8: 来月分の広告予算の配分案を作る(期限: 10/2)。案が遅れると、広告の出稿開始が数日ずれ込む。
SB2: 特定商取引法に基づく表記の更新(住所変更の反映)を行う(期限: 10/18)。放置すると法令違反の状態が続き、最悪の場合サイトの停止指導を受ける可能性がある。
SF9: 破損していたラベルプリンターの修理を手配する(期限: 9/28)。予備機はあるが処理速度が落ちる。
SA3: お客様アンケートの自由記述を読んで気になった一文をメモする(期限: 9/26)。次の商品開発会議はまだ先で、今回メモしなくても他の材料で足りる。
SF11: 取引先からの見積依頼に回答する(期限: 10/4)。回答が遅れると先方が他社に発注する可能性がある。
SB4: 決済代行会社から届いた重要なシステム更新(対応しないと決済が止まる)の設定変更を行う(期限: 10/22)。対応しないと期日以降、ショップの決済機能そのものが停止する。
SF3: 新商品のページ用の写真を追加で撮る(期限: 10/3)。今あるページでも一応公開はできる。
SA2: 発送用の緩衝材の在庫を数えてメモする(期限: 9/26)。在庫はまだ十分にあり、数えるのが遅れても発送には影響しない。
SF7: 常連客向けのポイント制度の見直し案をまとめる(期限: 10/9)。次回の見直しはまだ先の予定で、今急ぐ理由は無い。
SB1: 主力商品の仕入れ先との来期単価交渉の資料を作る(期限: 10/20)。交渉が遅れて現行契約のまま自動更新されると、来期の仕入れ値が上がり、主力商品の利益率が大きく落ちる。
SF12: 倉庫内の棚の配置換えの計画を立てる(期限: 10/7)。次の繁忙期に向けた準備で、今すぐでなくてもよい。
SA4: 季節の挨拶文をショップのSNSに1本投稿する(期限: 9/27)。投稿が1日遅れても、フォロワーへの影響はほとんど無い。
SF5: メールマガジンのテンプレートを整理する(期限: 10/5)。今のテンプレートのままでも配信は続けられる。
SB3: 年末商戦向けの倉庫スペース増床の契約書を確認して返送する(期限: 10/25)。返送が遅れると増床の枠を他社に取られ、年末の在庫を置く場所が足りなくなる。
SF4: 配送業者との年末繁忙期の割増料金について確認する(期限: 10/6)。確認が遅れると年末の送料設定が間に合わなくなる可能性がある。
SF10: 来週の新商品告知の下書きを作る(期限: 10/1)。告知が遅れても発売日自体はずれない。
SF6: 在庫管理表の商品コードの表記ゆれを直す(期限: 10/8)。表記ゆれがあっても集計は手作業で補える。
SF1: 今月の売上と経費をまとめて記帳する(期限: 9/30)。記帳が遅れると、来月の資金繰り計画が立てにくくなる。
材料A・Bとも、2回とも重大4件が軽い4件より必ず先でした(16組×2回×2材料=64組すべて)。ここまでは先行記事の再現です。
2. 重大4件だけ理由を残し、軽い4件はラベルだけにする
TA1〜TA4(材料AではTA、材料BではSA)の説明文から理由の一文を消し、「重要度: 低」というラベルだけに置き換えました。中間12件(TF・SF)はそのままです。
以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: TA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。
TF1: 経費精算の月次締め作業(期限: 9/30)。今月分の精算が遅れると、来月の支払いに一部間に合わない可能性がある。
TA1: 会議室の予約リストを来月分に更新する(期限: 9/25・重要度: 低)
TF6: 半期の交通費実績をまとめて上長に報告する(期限: 10/2)。半期のレビュー資料の一部で、遅れるとレビュー全体の準備が後ろ倒しになる。
TB2: 年末調整の案内文書を全社員へ配布する準備をする(期限: 10/15)。配布が遅れると、年末調整の回収期限に間に合わない社員が出て、給与処理全体が遅延する。
TF9: 社内アンケート(満足度調査)の集計フォームを作る(期限: 9/29)。来週の会議で速報を見せる予定があり、遅れると会議の議題が1つ欠ける。
TA3: 社内報に載せる雑談ネタを1本考えて総務に送る(期限: 9/26・重要度: 低)
TF11: 倉庫の棚卸し立会いの日程調整メールを送る(期限: 10/4)。日程調整が遅れると、棚卸し自体の日程が月末に寄ってしまう。
TB4: 新しい経費精算システムの移行手順書を作る(期限: 10/25)。手順書が無いまま移行日を迎えると、全社員の経費精算が一時的に止まる。
TF3: 名刺の増刷を発注する(期限: 10/3)。在庫はあと20枚あり、すぐには困らない。
TA2: 備品棚の文房具の在庫をExcelに数える(期限: 9/26・重要度: 低)
TF7: オフィスの防災備蓄品の期限を確認する(期限: 10/8)。期限切れが近いものがあれば入れ替えが必要だが、今回はまだ余裕がある想定。
TB1: 来期(10月開始)の一括契約更新の稟議書を作成する(期限: 10/20)。この稟議が承認されないと、主要取引先3社との契約が自動更新されず、10月末で契約が切れる。
TF12: 社内向けのPCキッティング手順のメモを更新する(期限: 10/7)。次の新規採用の情報システム側の準備に使う想定で、直近では使う予定が無い。
TA4: 給湯室の備え付けカレンダーを10月分にめくる(期限: 9/27・重要度: 低)
TF5: 社用車の車検予約を入れる(期限: 10/6)。車検切れは10月末なので、今取らないと予約が埋まる可能性がある。
TB3: 監査法人向けの内部統制チェックリストを更新する(期限: 10/22)。放置すると、来月の監査で指摘事項になり、是正報告の追加対応が発生する。
TF2: 来週の部内会議の議事録フォーマットを整える(期限: 10/1)。フォーマットが無くても会議自体はできるが、記録の一貫性が崩れる。
TF10: 来月のシフト表のたたき台を作る(期限: 9/28)。現場から早めにたたき台が欲しいと言われており、遅れると現場の調整期間が短くなる。
TF4: 新入社員向けのオフィスツアー資料を更新する(期限: 10/5)。次の入社は10月中旬なので、多少遅れても個別案内で補える。
TF8: 取引先向けの年賀状の宛先リストを整理する(期限: 10/9)。印刷発注は11月なので、今回のリスト整理自体に強い緊急性は無い。
以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: SA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。
SF2: 返品対応中の1件について、返金処理を完了させる(期限: 9/29)。遅れるとお客様からの信頼を損ねる可能性がある。
SA1: ショップのトップページのバナー画像を1枚差し替える(期限: 9/25・重要度: 低)
SF8: 来月分の広告予算の配分案を作る(期限: 10/2)。案が遅れると、広告の出稿開始が数日ずれ込む。
SB2: 特定商取引法に基づく表記の更新(住所変更の反映)を行う(期限: 10/18)。放置すると法令違反の状態が続き、最悪の場合サイトの停止指導を受ける可能性がある。
SF9: 破損していたラベルプリンターの修理を手配する(期限: 9/28)。予備機はあるが処理速度が落ちる。
SA3: お客様アンケートの自由記述を読んで気になった一文をメモする(期限: 9/26・重要度: 低)
SF11: 取引先からの見積依頼に回答する(期限: 10/4)。回答が遅れると先方が他社に発注する可能性がある。
SB4: 決済代行会社から届いた重要なシステム更新(対応しないと決済が止まる)の設定変更を行う(期限: 10/22)。対応しないと期日以降、ショップの決済機能そのものが停止する。
SF3: 新商品のページ用の写真を追加で撮る(期限: 10/3)。今あるページでも一応公開はできる。
SA2: 発送用の緩衝材の在庫を数えてメモする(期限: 9/26・重要度: 低)
SF7: 常連客向けのポイント制度の見直し案をまとめる(期限: 10/9)。次回の見直しはまだ先の予定で、今急ぐ理由は無い。
SB1: 主力商品の仕入れ先との来期単価交渉の資料を作る(期限: 10/20)。交渉が遅れて現行契約のまま自動更新されると、来期の仕入れ値が上がり、主力商品の利益率が大きく落ちる。
SF12: 倉庫内の棚の配置換えの計画を立てる(期限: 10/7)。次の繁忙期に向けた準備で、今すぐでなくてもよい。
SA4: 季節の挨拶文をショップのSNSに1本投稿する(期限: 9/27・重要度: 低)
SF5: メールマガジンのテンプレートを整理する(期限: 10/5)。今のテンプレートのままでも配信は続けられる。
SB3: 年末商戦向けの倉庫スペース増床の契約書を確認して返送する(期限: 10/25)。返送が遅れると増床の枠を他社に取られ、年末の在庫を置く場所が足りなくなる。
SF4: 配送業者との年末繁忙期の割増料金について確認する(期限: 10/6)。確認が遅れると年末の送料設定が間に合わなくなる可能性がある。
SF10: 来週の新商品告知の下書きを作る(期限: 10/1)。告知が遅れても発売日自体はずれない。
SF6: 在庫管理表の商品コードの表記ゆれを直す(期限: 10/8)。表記ゆれがあっても集計は手作業で補える。
SF1: 今月の売上と経費をまとめて記帳する(期限: 9/30)。記帳が遅れると、来月の資金繰り計画が立てにくくなる。
結果は基準(1)と一致しました。材料A・Bとも2回ずつ、重大4件が軽い4件より必ず先でした(16組×2回×2材料=64組すべて)。軽い4件をラベルだけにしても、重大4件の側に理由さえ残っていれば、順位は崩れませんでした。
3. 軽い4件だけ理由を残し、重大4件はラベルだけにする
逆方向も試しました。今度はTB1〜TB4(材料BではSB)の理由文を消し、「重要度: 高」のラベルだけにしました。TA1〜TA4(SA1〜SA4)の理由文はそのまま残しました。指示文とTF・SFの中間12件は変えていません。
以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: TA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。
TF1: 経費精算の月次締め作業(期限: 9/30)。今月分の精算が遅れると、来月の支払いに一部間に合わない可能性がある。
TA1: 会議室の予約リストを来月分に更新する(期限: 9/25)。来月分の会議は今のところ2件しか入っておらず、当日に手作業で調整しても支障はない。
TF6: 半期の交通費実績をまとめて上長に報告する(期限: 10/2)。半期のレビュー資料の一部で、遅れるとレビュー全体の準備が後ろ倒しになる。
TB2: 年末調整の案内文書を全社員へ配布する準備をする(期限: 10/15・重要度: 高)
TF9: 社内アンケート(満足度調査)の集計フォームを作る(期限: 9/29)。来週の会議で速報を見せる予定があり、遅れると会議の議題が1つ欠ける。
TA3: 社内報に載せる雑談ネタを1本考えて総務に送る(期限: 9/26)。次号の締切はまだ先で、今回落としても差し替えの記事は他にある。
TF11: 倉庫の棚卸し立会いの日程調整メールを送る(期限: 10/4)。日程調整が遅れると、棚卸し自体の日程が月末に寄ってしまう。
TB4: 新しい経費精算システムの移行手順書を作る(期限: 10/25・重要度: 高)
TF3: 名刺の増刷を発注する(期限: 10/3)。在庫はあと20枚あり、すぐには困らない。
TA2: 備品棚の文房具の在庫をExcelに数える(期限: 9/26)。減っている様子はなく、先月の数字のままでも当面困らない。
TF7: オフィスの防災備蓄品の期限を確認する(期限: 10/8)。期限切れが近いものがあれば入れ替えが必要だが、今回はまだ余裕がある想定。
TB1: 来期(10月開始)の一括契約更新の稟議書を作成する(期限: 10/20・重要度: 高)
TF12: 社内向けのPCキッティング手順のメモを更新する(期限: 10/7)。次の新規採用の情報システム側の準備に使う想定で、直近では使う予定が無い。
TA4: 給湯室の備え付けカレンダーを10月分にめくる(期限: 9/27)。誰かが気づいたときにめくっても実害はない。
TF5: 社用車の車検予約を入れる(期限: 10/6)。車検切れは10月末なので、今取らないと予約が埋まる可能性がある。
TB3: 監査法人向けの内部統制チェックリストを更新する(期限: 10/22・重要度: 高)
TF2: 来週の部内会議の議事録フォーマットを整える(期限: 10/1)。フォーマットが無くても会議自体はできるが、記録の一貫性が崩れる。
TF10: 来月のシフト表のたたき台を作る(期限: 9/28)。現場から早めにたたき台が欲しいと言われており、遅れると現場の調整期間が短くなる。
TF4: 新入社員向けのオフィスツアー資料を更新する(期限: 10/5)。次の入社は10月中旬なので、多少遅れても個別案内で補える。
TF8: 取引先向けの年賀状の宛先リストを整理する(期限: 10/9)。印刷発注は11月なので、今回のリスト整理自体に強い緊急性は無い。
以下は今週抱えているタスクの一覧です。優先順位をつけて並べ替えてください。並べ替えた理由を書いてもかまいませんが、最後に必ず「RESULT:」に続けてID(例: SA1)だけをカンマ区切りで並べた1行を書いてください。
SF2: 返品対応中の1件について、返金処理を完了させる(期限: 9/29)。遅れるとお客様からの信頼を損ねる可能性がある。
SA1: ショップのトップページのバナー画像を1枚差し替える(期限: 9/25)。今のバナーでも支障はなく、来月の新商品まで今のままでも問題ない。
SF8: 来月分の広告予算の配分案を作る(期限: 10/2)。案が遅れると、広告の出稿開始が数日ずれ込む。
SB2: 特定商取引法に基づく表記の更新(住所変更の反映)を行う(期限: 10/18・重要度: 高)
SF9: 破損していたラベルプリンターの修理を手配する(期限: 9/28)。予備機はあるが処理速度が落ちる。
SA3: お客様アンケートの自由記述を読んで気になった一文をメモする(期限: 9/26)。次の商品開発会議はまだ先で、今回メモしなくても他の材料で足りる。
SF11: 取引先からの見積依頼に回答する(期限: 10/4)。回答が遅れると先方が他社に発注する可能性がある。
SB4: 決済代行会社から届いた重要なシステム更新(対応しないと決済が止まる)の設定変更を行う(期限: 10/22・重要度: 高)
SF3: 新商品のページ用の写真を追加で撮る(期限: 10/3)。今あるページでも一応公開はできる。
SA2: 発送用の緩衝材の在庫を数えてメモする(期限: 9/26)。在庫はまだ十分にあり、数えるのが遅れても発送には影響しない。
SF7: 常連客向けのポイント制度の見直し案をまとめる(期限: 10/9)。次回の見直しはまだ先の予定で、今急ぐ理由は無い。
SB1: 主力商品の仕入れ先との来期単価交渉の資料を作る(期限: 10/20・重要度: 高)
SF12: 倉庫内の棚の配置換えの計画を立てる(期限: 10/7)。次の繁忙期に向けた準備で、今すぐでなくてもよい。
SA4: 季節の挨拶文をショップのSNSに1本投稿する(期限: 9/27)。投稿が1日遅れても、フォロワーへの影響はほとんど無い。
SF5: メールマガジンのテンプレートを整理する(期限: 10/5)。今のテンプレートのままでも配信は続けられる。
SB3: 年末商戦向けの倉庫スペース増床の契約書を確認して返送する(期限: 10/25・重要度: 高)
SF4: 配送業者との年末繁忙期の割増料金について確認する(期限: 10/6)。確認が遅れると年末の送料設定が間に合わなくなる可能性がある。
SF10: 来週の新商品告知の下書きを作る(期限: 10/1)。告知が遅れても発売日自体はずれない。
SF6: 在庫管理表の商品コードの表記ゆれを直す(期限: 10/8)。表記ゆれがあっても集計は手作業で補える。
SF1: 今月の売上と経費をまとめて記帳する(期限: 9/30)。記帳が遅れると、来月の資金繰り計画が立てにくくなる。
ここでも重大4件が軽い4件より必ず先でした。材料A・Bとも2回ずつ、16組×2回×2材料=64組すべてです。重大な仕事の側から理由を消してラベルだけにしても、軽い仕事の側に「なぜ急がなくていいか」という理由が書いてあれば、順位は逆転しませんでした。
3条件・材料2本・各2回=12回、16組×12回=192組の比較で、逆転は1組もありませんでした。
3条件とも、重大4件は5〜11位・軽い4件は17〜20位の帯に収まった。
うまくいかないときの言い直し方
この実測は「全部ラベル」までは試していない
この記事が動かしたのは、重大4件と軽い4件のうちどちらか一方だけです。中間12件は、どの条件でも理由文を残したままでした。先行記事の「両方ともラベルだけにすると逆転する」という結果は、中間12件までラベルに変えた材料で出たものです。この記事の結果から「中間12件も含めて全部ラベルにしてよい」とは言えません。全部をラベルにする場合は、先行記事の結果(逆転する)のほうが当てはまります。
4件のうち一部だけに理由を書いたらどうなるか
これも、この記事では試していません。重大4件のうち2件だけに理由を書き、残り2件はラベルのままにしたらどうなるかは未確認です。理由を書く手間を「オール・オア・ナッシング」からどこまで削れるかは、次に試すことの1つとして残します。
応用・次の一手
この記事は、「重要度は理由が無いと負ける」という先行記事の実測を、もう一歩進めた記録です。この材料・この回数では、理由文は全タスクに書かなくても、重大4件・軽い4件のどちらか一方に書いてあれば足りました。
自動化の中でタスク一覧を毎回AIに渡しているなら、これは実務上の意味があります。すべてのタスクに「なぜ重要か」を書き起こす手間は要りません。少なくとも、重大な仕事4件分だけ理由を書き添えれば、この記事の材料と回数では順位は保たれました。
量を扱った見張りの対象を100件に増やしてもボロが出ないかとは軸が違います。あちらは監視対象の件数を増やしたときの崩れ方を見ています。この記事が動かしたのは件数ではなく、20件の中で理由文をどちらに配分するかです。
毎朝の受信箱の仕分けや、毎週のタスク整理をAIに自動でやらせているなら、確認することは1つです。
- 重大な仕事の説明文に「これが遅れると何が起きるか」を一言書いてあるか
書いてあれば、軽い仕事の側の説明を手抜きしても、この記事の結果どおりなら並び順は保たれます。