これで何ができるか
AIの最新情報を自動で集める仕組みを作ると、すぐ壁に当たります。追いかけたいサイトほど、RSS(更新情報の配信)を出していないのです。実際、Anthropicの公式ニュースはRSSがありません。
RSSが無くても、ページの中身から更新を拾わせることはできます。ただし頼み方を間違えると、作った直後は動くのに、相手サイトのデザイン変更で静かに壊れる仕組みが出来上がります。エラーは出ません。ある日から黙って0件になるだけです。
この記事は、その壊れ方を先に知ったうえで、壊れにくい形で頼む言い方を載せます。
前提
| かかる時間 | 30分 |
| 費用 | 無料 |
| 必要なもの | ファイルを作れるAI(Claude Code など) |
| あると良いもの | 前編の集める仕組み。無くても、頼み方の考え方はそのまま使えます |
| プログラミング | 不要。この記事の指示文をコピーして貼るだけです |
AIへの頼み方
1. まず「本当にRSSが無いか」を確かめさせる
思い込みで作り始めないために、最初にこれを頼みます。
「実際にアクセスして」を必ず付けます。これが無いと、もっともらしいフィードのURLを確かめずに設定して、動かない仕組みが完成します。実際にAnthropicのニュースで確かめたときは、候補のURLが2つとも404で、「RSSは無い」が確定してから次へ進みました。
2. 拾い方を指定する — クラス名は禁止
ここがこの記事の本体です。RSSが無いと分かったら、AIはページのHTMLから記事を拾おうとします。そのとき何を目印にするかを、こちらから指定してください。
放っておくと、AIはほぼ確実にクラス名で拾います。画面に見えている場所を素直に読むからです。クラス名は「見た目のための借り物の名前」で、記事データは「本体」。本体から拾えば、見た目がどれだけ変わっても生き残ります。
3. 「0件」を成功にさせない
もうひとつ、先に釘を刺しておく場所があります。
自動化の事故で一番高くつくのは、止まることではなく、止まったのに動いているふりをされることです。壊れた検知の話は自動化が静かに壊れたのを、AIに見つけさせるに詳しく書きました。
4. 罠を「テストとして」残させる
会話で決めたことは、会話が終わると忘れられます。「またやりそうな失敗」はテストにしておくと、忘れても機械が止めてくれます。
うまくいかないときの言い直し方
「クラス名で拾うほうが簡単です」と言われた
そのとおり、簡単です。だから理由ごと断ります。
ずっと動いていたのに、急に0件になった
切り分けの順番まで書くのがコツです。順番を渡さないと、一番ありそうな「更新が無かっただけですね」で会話が終わり、壊れたまま数週間が過ぎます。
拾えたが、日付や題がおかしい
おかしいときは、要約や加工を挟まず生データを見るのが最短です。似た項目(更新日と公開日、英題と日本語題)を取り違えているのが定番で、生データを見れば一目で分かります。
応用・次の一手
追いたいサイトが増えたら、同じ頼み方を繰り返すだけです。1サイト目で「クラス名禁止・0件はエラー・罠はテストに」を作ってあれば、2サイト目からはAIがその方針を踏襲します。
拾えるようになったら、次は「拾ったものをどう受け取るか」です。AIの最新情報を自動で集める仕組みの通知の仕分け(重要なら即メール・それ以外は翌朝1通)にそのまま合流できます。